1085 平久保崎・浦崎=石垣市平久保(沖縄県)またまたやってきた石垣島最北端だが浦崎へはどうしても… [岬めぐり]
石垣島最北端の平久保へは、これまで二度来ているが、いずれも車を調達したので、バスで来るのはこれが初めてとなる。したがって、以前との比較はできないが、東運輸の路線バスにある平野線も、新空港開設以来変わったのだろうか。
このダイヤが、非常に朝寝坊で、バスターミナル発平野行きの始発が、なんと11時20分までない。それを入れて平野線は日に3本あるが、あとの2本が午後遅くと夜の便なので、観光客がバスで平野・平久保を訪ねたいと思っても、結局11時20分の便に乗って、それが折り返す便に乗って帰ってくるしかない。
まあ、これでも走っていないよりはマシ。というわけで石垣島の最北端である平野の終点まで行ってみた。始発から終着まで、1時間40分のバスの旅である。
そして、バスを降りてそこらをうろうろできる時間は、わずかに30分しかないのである。
平久保崎(252 平久保崎) と浦崎(253 浦崎) については、すでにそれぞれ項目を立てて掲載済みなのであるが、浦崎は平久保崎からの遠望であった。そこからさらに東に向かっては道が伸びており、平野の集落もあって、その向こうが広い放牧場になっているのを見ていた。
今回は、バスの終点である平野まで行って、できればそこから浦崎のほうに進んでみたいと思っていたのだ。30分という時間制限はつらいけど、いたしかたない。
ところが、平野でバスを降りて、東に行くと、やがて道はバッサリと途切れて、先に進むことができない。道を探して、うろうろしているうちに、道は東へは行かずに北へ行ってしまう。北に行けば、海岸に出る。
そこは、2.5キロある平久保崎と浦崎の間のちょうど中間地点である。
誰もいない海のはずだったが、車が脇道に停めてあって、浜辺ではスカイダイビングかなにかの準備をしているようだった。
この浜から、西のほうを見ると、平久保崎と白い灯台が見える。これまでは、岬の上から見るばかりだったので、こんなふうに横から眺める平久保崎は初めてである。
いかにも岬らしい感じは、このほうがあるのだが、こういう写真になると、実は他の岬との区別がつきにくく、どれを見ても同じように見えるというところもある。
だが、平久保崎の場合は、でこぼこした岬と灯台と、そして沖合に浮かんでいる大地離という岩島を伴うのが特徴といえば言える。しかし、横から見ると、あの岬を遠巻きにする珊瑚礁が見えない。
海抜24メートルという岩島の頂点から、平久保崎の下の岩場までは565メートル離れている。岬の上から見たときには、もっと近くに見えたのだが、500メートルも案外距離がある。
東側には、浦崎が…といいたいところだが、残念ながらこちらは手前に少し張り出しているところがあって、その向こうの浦崎はほとんど陰に入ってしまう。
|
|
そんなわけで、放牧場には入れなかったし、浦崎にもっと近づいてみようかというプランは、見事におジャンであった。
|
|
石垣島最北端の平野の集落は、二三本の道路が仕切る区画の中でこじんまりとおさまっているが、バス停のところには、不似合いなほど大きくて立派な休憩所があった。その並びにはパラソルを立て自作の彫刻や絵などを飾りてて、生きたネコのいる店のようなものがある。ナニを商う店だったのか、よく確認せぬままだったが、バスがくるのを待っていると、コーヒーが入っているから休んで行けと、店の主人が道路の向こうから声を掛けてくれた。
ありがとうございます、でもねもうすぐバスがくるので…。時間があれば遠慮なくいただくところだった。
例によってどこから来たのかという話から、自分は横浜に住んでいたことがあるというのだが、そんなやりとりを道路越しにしていると、折り返しのバスがやってきた。
▼国土地理院 「地理院地図」
24.60609, 124.327344
沖縄地方(2014/02/13訪問)
タグ:沖縄県
コメント 0