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でんでんむし@アーカイブス★むかしの人は言いました=その22 臨時特別連載「道歌」 [番外DB]

 “正直であれ”という教えは、洋の東西を問わないのでしょうか。たいていの人が、正直といえば “ワシントンと桜の木”の逸話を思うことでしょう。でんでんむしもそうでした。道歌はすぐには浮かばなかったけど、この話はすぐに思い出した…。
 で、ふと考えました。この話、ほんとにアメリカ人の間でもそんなに知られているのだろうか? あるいは、日本人向けにつくられたのではないか…。
 そこまで疑いたくなるほどで、第一そんな以前からアメリカにサクラがあったのなら、日米修好で日本から贈られポトマックに植えられたサクラ(最初に日本から贈ったのはダメになって、いまのは二代目だそうですが、あれをみると日本のサクラと比べてもずっと美しい環境できれいに咲くのでちょっと凹んでしまいます)なんか、めずらしくもなんともなかったんじゃないか…。
 でもね、長いこと生きてくると、つくづく「正直の大切さ」がわかってきますよ。ホントです。結局、それがいちばん楽でうまくいく秘訣なんですね。
 そして、それこそが「身を軽く」して生きていくことにつながります。これってすごく重要なことのように思えます。
 ひいては、極楽の道にも至る…ってなことをいうと、やっぱりこじつけで嘘くさくなってしまうかなぁ。

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22 mark.jpg   を軽く…

正直の 神はやどると 頭から 足の先まで 無理非道すな

正直に 建った柱は 細くとも 羽ありもつかず 朽ちもせぬなり

正直に 人の心を 持つならば 神や仏の 守りあるべし

正直に 起きて守れば おのずから 神がみ我を守りたまうぞ

正直の 胸のうちこそ 浄土なれ 仏もあれば 極楽もある

正直の 杖を力に ゆくこそは 欲に目のなき 人にまされり

正直の 頭に宿る 神こそは 家繁盛の 元結なるべし

正直を 心にかけて ますかがみ かげひなたなく つとめ働け

身を軽く こころ素直に 持つ者は あぶなそうでも あぶなげもなし

世にあうは 左様でござる 御尤も これは格別 大事ないこと

世の中は 諸事おまえさま ありがたい 恐れ入るとは 御尤もなり

片寄らず 我が身は船と 心得て 時勢の風に 逆らわず行け

不理屈を いうていっぱし われひとり 理屈のように 思う世の中

降ると見ば 積らぬ先に 払えかし 雪には折れぬ 青柳の糸

降るままに 靡き伏しつつ なよ竹は なかなか雪の 折るべくもなし

真っ直ぐに 行けば迷わぬ 人の道 横筋交いに 行きて尋ぬる

嫁入りの その日のことを 忘れずば 婿姑に きらわれはせじ

西へ向き 十万億土と 思えども よくよく見れば 弥陀は目前

西ばかり 弥陀の浄土と 思いつつ みなみにあるは 誰も悟らず

極楽は 西にあれど 東にも 来た道さがせ 南にもあり

苦も楽も ただ打ち捨てて 何となく いきのおわるを 仏とはいう

念仏も うわの空では 後の世の ためにもならず 寝言同然

極楽は いづくのはてと 思いしに 家業精出す 出直しの門

極楽は はるけき程と ききしかど 勉めていたる ところなりけり

極楽は 十万億の 先ならで 誠の心 これが極楽

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dendenmushi.gif(2014/04/27 記)
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タグ:道歌
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