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番外:伝説・水配神話とモニュメント=神津島村(東京都)この島で水が豊富なのはひとえに利島の神様のおかげと判明 [番外]

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 「その昔、伊豆諸島の中心である神津島の天上山に、島々の神々が集まり会議をしました。一番大切な会議は、生命の源である「水」をどのように分配するかでしたが、言い分がさまざまで、なかなかまとまりません。そこで次の日の朝、先着順に分けることになりました。いよいよ朝になり、一番早く着いたのは御蔵島の神様でした。御蔵島は最も多くの配分を受け、次は新島、三番目は八丈島、四番目は三宅島、五番目は大島でした。こうして水は次々と配られ、最期に利島の神様がやってきたときには水はほとんど残っていませんでした。それを見た利島の神様は怒り、わずかに残った水に飛び込んで暴れまわりました。この水が四方八方に飛び散り、神津島ではいたるところで水が湧き出るようになったと言われています。」
 この神話は、神津島(神集島)の島名を由来すると共に、生命源である「水の配分」を通して、「地域づくりの道しるべ」を暗示するものと考えます。
 このモニュメントが、未来に向けた島づくりの象徴となることを祈念するものである。
   平成五年三月  
            東京都神津島村

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 やっぱり、式根島の神様はこの会議に参加していないようだ。まだ、人もいないから神様もいなかったのだろうか。
 それと、論理的に考えて説明不足なのは、神津島自身の配分がどうなるのかである。それはそもそも議題にもなかったのだろうか。最後に残り少なくなった水で我慢する予定だったのだろうか。
 また、現在も豊富な湧水で水に苦労しないのは、ひとえに利島の神様のおかげということになるなあ。
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 神津島港の南にある前浜の海岸には、「伝説・水配神話とモニュメント」というものが建っている。利島の神様の下に台座にはめ込まれているプレートの文字を拾って収録しておいた。
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▼国土地理院 電子国土ポータル(Web.NEXT)
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dendenmushi.gif関東地方(2013/03/23訪問)

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