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958 袴ヶ崎=新島村式根島(東京都)わかったようでわからない「流紋岩」で式根島はできている [岬めぐり]

 ネットで調べる用語解説の類いでは、どれも似たり寄ったりだが、ウィキペディアからその一部をみると、
 
 流紋岩(りゅうもんがん、英語: rhyolite)は、火山岩の一種。花崗岩に対応する成分の火山岩である。
「流紋岩」の名称は、マグマの流動時に形成される斑晶の配列などによる流れ模様(流理構造)がしばしば見られることによる。…(以下略)(ja.wikipedia.org/wiki/)

 この答えが、またわからん。ほかの用語解説などもいろいろあるので、それらも参照してみるものの、どうもピンとこないのだ。
 いろいろ総合してやっと理解したところを簡単に言うと、花崗岩と同様にケイ酸分を多く含む粘っこいマグマからできる火山岩のひとつで、花崗岩が地下の深部でゆっくりと冷え固まるのに対して、火山活動により流紋岩は地表に近いところで急速に冷えて固まった(あるいは火山灰などが堆積して熱で凝結した)もの、といったところか。
 問題は、名前になっている「流紋」である。そのことばから、なにをどんなものを想像するだろうか。
 でんでんむしは、いちばんに連想するのは“墨流し”で遊んだことだ。あれで水面に浮かんで流れる模様と、それに続いて石でいうならよく河原などで見つけた曲線を伴う縞模様の入った石のことを想像してしまうが、それとはどうも違うらしい。
 だが、wikiの「流紋岩」の解説ページに掲載されている写真は、ただ白い石だとわかるだけである。よくよく見ると、白い石の表面に黒い小さな粒があるだけのもので、その他の用語解説の写真でも、“紋”らしいものを明確に示したものがない。まして、どこが“流”なのか、さっぱり見当もつかない。
 いったい「流紋岩」の「流紋」とは、なんなのだろうか。みんなそれでわかっていることで、何ら疑問の余地もないようなことに、でんでんむしだけが合点がいかない、ということなのだろうか。
 wikiなどは無料で調べられて、書いている人もボランティアだというから、そういうものにいちゃもんをつける魂胆はないが、専門家世界の用語が、えてして世間一般の理解しにくいことだというのは、昨日今日の問題ではない。一般的に言って、専門家はもっと、もうちょっとフツーのシロウトの知りたがりにもわかるように説明してくれないものだろうかと、いつも思ってしまう。
 レベルが低くてすいませんね。
 「あっ、おまえ、この岬について書くことがないもんだから、流紋岩に食い付いているだけだろう?」
hakamagasaki02.jpg
 ばれましたか。実は、まそうなんです。
 袴ヶ崎(はかまがさき)は、式根島の北側の海岸中央付近に飛び出している岬であるが、これは遠くの「かめりあ丸」から、この辺がそうだろうかと撮ったものくらいしかない。
hakamagasaki01.jpg
 地図の航路では、この岬を見ながら島の北側を通るように破線が示されているのだが、でんでんむしが乗った「かめりあ丸」は、往きも復りも式根島の南側を通った。
hakamagasaki03.jpg
 したがって、袴ヶ崎は近くから見ることができなかったのである。
 細い袴ヶ崎の尾根も、すべて削り取られたような断崖で囲まれているようだ。その断崖もまた「流紋岩」なのだろうか。
hakamagasaki04.jpg

▼国土地理院 電子国土ポータル(Web.NEXT)
34.320078, 139.195021
hakamagasakiM.jpg
dendenmushi.gif関東地方(2013/03/23訪問)

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タグ:東京都
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