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908 突崎=相生市相生(兵庫県)突然ですがこっちもむこうも「相生市相生」ってオイオイ… [岬めぐり]

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 鰯浜のバス停で、尾根の上の万葉の岬から折り返してくる相生駅行きのバスを待っていると、ランドセルをしょった通学のこどもたちが集まってきた。
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 そのこどもたちの向こうに見えているのが、壺根の集落の南にちょっとだけ出っ張っている突崎である。対岸との距離が730メートルと、最も狭まっている鰯浜と対岸の突崎の間である。いくら短くても海は海、この相生湾西岸はIHI関連の施設ばかりなので、民家といえば南の端に固まっている壺根の集落くらいしかないから、橋を架けるほどの経済効果はない。
 地図で見ると鰯浜と壺根の間は、渡船が往来しているようだ。壺根とIHI関連施設のエリアとの間には、相生発電所がでーんとあるが、ここでおかしなことに気がついた。
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 というのは、鰯浜も「相生市相生」で、対岸の壺根も「相生市相生」で、住所表示が同じ。まあ、800メートルも離れていないのだから、同じでもおかしくないじゃろ…。
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 でもね。よくよく見ると、相生湾の東岸も西岸もそのほとんどが「相生市相生」になっているのは、やっぱりなんか不自然でヘン。そのくせ、ボート公園の北にある市役所の周辺は、相生ではなく「相生市旭1丁目」。東岸の真ん中にある野瀬もそうで、相生でないところもあるがほとんどは相生。
 西岸も北の一部が「桜ケ丘町」だが、残り全部が「相生」である。
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 相生の住所表示は、いったいどういう法則性と合理性があってつけられているのだろう。
 どうでもいいようなことだけど、なんか気になります。
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 万葉の岬と金ヶ崎の尾根が、東隣のたつの市との市境界になっていることは前項で述べたが、突崎のある対岸に長々と伸びている小さな半島の尾根は、相生市と赤穂市の境界線になっている。そして、突崎のさらに南に海に向かって突き出ているのが釜崎なのだが、鰯浜からでは岬の横っ腹をなぞっているような格好になるので、これは次の坂越からの眺めに持ち越すことにしよう。
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 壺根の集落の船着場から西の山に向かうと直線で200メートルもいかないところに境界線が走っている。そこは峠になっていて、細い道もあるのだけれど、バスは通っていない。東のたつの市との境界側もバス路線はない。
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 海岸線をバスを乗り継いで、行けるようになっていれば、でんでんむしの岬めぐりも随分楽に、便利になるのだけれども、現実はこのようにバス路線は切れ切れでしかない。そのため、たつの市の藻振鼻や赤松鼻は、万葉の岬ホテルの所からは見下ろせているのに、歩いて行く以外に方法がない。
 歩くことはまったく苦でもないのだが、問題はそこまで歩いてもそこから先のバス便が、これまた非常に悪く利用できないのだ。だから、歩いても行けない。
 前項でもふれたように、山電網干からのバス便で大浦まではきても、そこからまた折り返してバスと山電を乗り継ぎ乗り換えて、姫路まで戻らないといけない。そして、赤穂線で相生まできてまたバスに乗ることになる。
 一方、西方面へも、地図だけ見ていると、鰯浜から渡船で向こう岸の壺根に渡り、市境の峠を越えて赤穂市へ出れば、次の坂越の岬につながって行くのだけれど、そうは問屋がおろさない。また相生に戻って赤穂線で一駅乗って、坂越駅で降りて歩く。
 とくに、この播磨路は、横歩きができず、波のように行ったり来たりのコースにならざるを得ない。
 公共交通機関でめぐることを自慢にしていても、実際はなかなか人知れず苦労と苦心があるのです。
 ま、そんなわけで、通学のこどもたちと一緒にバスに乗り、また相生駅まで引き返すことに…。
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  鰯浜に集まってきたこどもたちは、野瀬の北、相生港のバス停でぞろぞろと降りていった。相生港のバス停の奥に、相生小学校があるのだが、その学校の周辺だけは「相生市川原町」となっている。

▼国土地理院 電子国土ポータル(Web.NEXT)
34.764047, 134.463714
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dendenmushi.gif近畿地方(2013/02/05訪問)

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タグ:兵庫県
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