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731 上長谷崎=輪島市門前町鹿磯(石川県)いまさらながら“岬”は日本の海辺の風景に欠かせないと思う [岬めぐり]

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 上長谷崎は、「ビュー・サンセット」からの眺めがいちばんよい。レストランの広い一枚ガラスの窓から、額縁に入った絵を見るような景色もいいし、外に出て、斜面に広がる水田の向うに眺めるのもいい。
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 高度のある視点から見ているので、海面が広く奥行き深くなる。その海面が空と雲とつながって、夕べに朝に、さまざまな表情をみせてくれるのが楽しめる。
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 こうした、日本中のどこにでもある海辺の景色で、やはり大きな役割をもっているのが岬である。それは、もしこの景色から岬を取り除いてしまうと、どんな風景になるか、それを想像してみればよいのだ。
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 こうして、この角度から見ると、岬の尾根が素直に海に向かっているように見えるのだが、実はこの山はかなり複雑な地形をしていて、とくに中心になるべき尾根もピークもなく、山の上は台地状になっている。それは地図を見て初めてわかることで、横からあるいは下から見上げている分にはわからない。
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 しかも、よく見ると上長谷崎の北側奥には、もうひとつ別の、もっと大きな山塊が重なっている。このため、スカイラインのほとんどは、上長谷崎ではなく猿山岬の猿山ではないかと思われる。
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 やはり猿山崎と同じように、先端付近には崖崩れの跡が、ぽっかりと開いていて、地層の露出が見られる。
 その地層の写真を、近くから撮ろうと、昨日遠くから見たときには思っていたのだが、往復車に乗せてもらって上長谷崎を通ったので、すっかり忘れていた。
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 岬の出っ張りともうひとつ内側の岩島を活用して、その間につくられた鹿磯漁港があり、そこから離れた八ヶ川の河口付近に集落は固まっている。
 谷間の田畑を潤しながら、総持寺祖院のある町を流れくだってきた川は小さい流れだが、長い間に河口付近の浜辺には砂山をつくるほどに土砂を運んできた。
 この岬付近から南を望むと、長い岬が突き出た、広い湾のようにも見えるが、これが肉眼で見るのと、実際の地形図とのギャップで、地図では海岸線は、多少のでこぼこはありながら、ほぼまっすぐのように延びている。
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 そして、その途中で赤神岬や関野鼻といったところが、西に張り出している。おそらく、いちばん先端に見えているところは北脇崎だろうと思われる。そこから向うが、能登金剛といわれる断崖と岩磯のエリアになっていくのだが、この見えている範囲の海岸線では、まだ砂浜の海岸が断続的に続いている。
 運んでもらった門前のバスターミナルからは、金沢行きの急行バスに乗り、この海岸線を南に下って行く。
 (この項、ビュー・サンセットから撮った写真が主なので、見た順番からいうと前項の「730 猿山崎」の前でもよかったのだが、能登半島西岸の地図で、岬を北から南へ順に下るように並べることにしたので、この順になった。)
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▼国土地理院 「地理院地図」
37度17分42.86秒 136度43分33.41秒
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dendenmushi.gif北陸地方(2011/09/08 訪問)

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タグ:石川県
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コメント 2

ナツパパ

写真では分からなかったのですが、地図で見ると、
岬が見事に風よけになっているのですね。
by ナツパパ (2011-12-20 14:49) 

dendenmushi

@そうなんですよ。ここに限らず、岬は、多くの場合、漁港や小さな船溜まりの場所を決めるときに、重要な選定ポイントになっているようですね。
自然にある出っ張りを利用すれば、堤防築港の工事費がかなり節約できますからね。
by dendenmushi (2011-12-21 08:14) 

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