699 竜神岬=古宇郡神恵内村大字神恵内村(北海道)かもえないの岬の特定写真がないのはやもえないかも?(◎_◎;) [岬めぐり]
茂岩トンネルの北側は、神恵内(かもえない)村。ここも村の中に大字村…。1906(明治39)年に神恵内村・赤石村・珊内村の三村が合併してできた村というのだから、いよいよこの地域の町村区画の成立が、付近一帯で広範囲に行なわれた同様の行政判断によるものということが伺える。
その後は、これにほとんど大きな変化も修正もなく、平成の大合併の嵐もどこ吹く風と関知せず今日あるのは、ニシンが獲れた時代には一時的なブームもあったかもしれないが、明治以来ほとんど経済的・民生的変動からも無縁であったためだろうか。
その産業といえば、漁業くらいしかなく、それもウニ、ホタテ、アワビ、ヤリイカ、ホッケなどというから、近海の小規模なものでしかない。
「神恵内=かもえない」も、アイヌ語の「カムイナイ=美しく神秘な沢」によるといわれるが、その沢とは、古宇川のことであろうか。地図を見ながらそう思ってみると、この美しく神秘な沢も少しくらい遡ってみたくなるが、とりあえずはそんな余裕もない。
この地域の分水嶺の最高峰、1,145メートルのポンネアンチシ山などを源流として、幾筋もの山ひだをぬって流れるこの川の河口付近に神恵内の集落と漁港があり、神恵内の小さな湾の南に出っ張っているのが、竜神岬である(そのはずであった)。
ところが、これまた竜神岬自体が、道路とは少し離れて距離があることもあって、また前項で言い訳したような事情もあって、そのものの写真がうまく撮れていないことがわかった。岬の上を走っているのだが、岬そのものが見えないのだ。岬と道路の間には、地図では明確でないが、小山といってもいい高台が挟まっており、その上には神社(これが竜神社か?)がある。
その南の祈石のあたりは、海岸線に道路をつけることもなかなか思うにまかせなかったようで、いくつもの岩のでこぼこの間に橋を架けて、国道229号線は走っている。その先にあるはずの竜神岬は、やはりそれとははっきりしない。
橋の向こう側に見えて写真にも写っているのが竜神岬であるならば、それは一件落着するのだが、これはもっと北のキナウシ岬か、マッカ岬のあたりだろう。
う〜ん、これはちょっとつらい。
岬の上辺りから、下り坂になり、神恵内の集落と漁港が見えてくる。だが、竜神岬はそれと見えないうちに通り過ぎてしまい、その写真がないのだ。
集落を過ぎた漁港付近から南を眺めれば、地図上では竜神岬は見えたはずなのだ。村のページなどにも載っている竜神岬の写真は、だいたいがその角度から撮ったものばかりだ。が、ここもうまく視界が利かなかったためか、その写真もなかった。
ちょっと、おそまつだったかもね。
▼国土地理院 「地理院地図」
43度8分12.27秒 140度25分42.49秒
北海道地方(2011/07/17 訪問)
竜神岬には神社がありますね。
そんな神社か見てみたいです。
狛犬がいたら最高なんだけど。
by ナツパパ (2011-09-29 17:27)
@ナツパパさんの狛犬のことは、存じ上げておりますよ。だから、以前に書いた「664沓崎」のなかで、九木神社の狛犬さんが、なんと“狛牛”さんだったと、ナツパパさんにふっていたのですよ。
お見逃しであれば、改めてご覧ください。
写真は、そのつもりで撮っていないので、アップではないし、あいかわらずいい写真ではありませんが…。
それとも、犬じゃないからダメかな。
by dendenmushi (2011-09-30 06:21)