54 朝潮大橋と月島二丁目。日本ユニシス本社への通勤路は水門を見ながら朝潮運河を越える [月島界隈]
湯島から月島へ移ってきたときに、よく参考にさせてもらった月島の店情報のページがあった。月島は、もんじゃ以外ではほとんど数えるほどしかランチにも夜にも適当な店はないのだが、それだけに貴重な情報だったので、そこにあげてある店には軒並み行ってみたりしていた。そのページをつくっていたのは、豊洲一丁目の日本ユニシス本社の人たちであった。
ユニシスといえば、TDLのパレードのスポンサー?としても有名だが、月島との関係が、当初はピンとこなかった。当時は、まだ豊洲にもあまり大きなビルは少なく、日本ユニシスのビルはよく目立っていたが、通勤にはあまり便利とは言えず、東京駅八重洲南口からの都バスか、地下鉄の豊洲駅か月島駅から歩くしかない。
月島駅からは、豊洲駅からよりちょっと遠いし、歩く道もかなり淋しい。それでも、朝の散歩のときに、朝潮大橋の広い歩道のスロープを三々五々豊洲方向へ歩いて通勤に向かう人をよく見かけた。その人たちが、夜にちょっと寄り道するとなれば、それはやはり月島以外にはなかったのだろう。
「東京都道473号・新富晴海線」という名前があるらしい、隅田川を佃大橋で渡り、朝潮運河を朝潮大橋で渡る2キロちょっとの高架道路は、前にも書いたように東京オリンピックのときにできた。豊洲から晴海通りを経て東雲、辰巳あるいはお台場方面につながる道でもある。
朝潮大橋と並んで佃水門があり、晴海運河と朝潮運河をつないでいる。橋は広く長いが、東京都のポンプ場が佃三丁目に三角にせりだしているのでちょうど工事中の水門は狭くなっている。水門にも管理人が必要で、豊洲側には官舎のようなものもある。
朝潮大橋の晴海側には、橋へ上がる階段があるが、月島側から渡るには、初見橋から始まるスロープに入らなければ、道なりに来ても行き止まりになってしまう。
朝潮大橋の晴海側の袂にあった空地には、老人ホームができている。その南には晴海総合高校と首都大学東京晴海キャンパスが続き、そのさらに南にも区立の老人ホームがある。
23 朝潮橋の項でもふれていたのだが、晴海地区の土地利用とその推移には、なかなか他の地域にはあまりない独特のものがある。老都知事が執念を燃やして失敗した二度目の東京オリンピック誘致計画では、メインスタジアムまで晴海につくるつもりだった。
橋の月島側は、晴海とは対照的な土地利用の月島二丁目。まだ古い建物が残るが、近年それを利用したらしいこんなステーキハウスもできている。「山ぐち」という看板を掲げた店は、いまニュースを賑わしているあの焼き肉屋の変な店構えとは、大違い。夜しかやっていないので、行ったことはなかったのだが、なんとネット情報によれば「小栗旬ゴヒイキの店」なんだって。月島二丁目のイメージチェンジになるのかしらん。あ、ユニシスの月島ページ、最近見ていないけど、こういう月島にはめずらしい高級店も取り上げたのかなあ。
(2011/05/09 記)
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月島商店街を歩いていると、たしかに様々な店が並んでいますね。
美味しくて安い店も多うと思います。
それは地元の方でしか分からないですから、そういう情報を公開して
下さるとありがたいですね。
それにしても、月島商店街、もんじゃ焼きの店多いですねえ。
by ナツパパ (2011-05-09 08:08)
豊洲の出先に行くときに東16系統のバスに乗りますが、
ユニシス辺りはちょっとした空白地帯ですよね。
古い家屋を活かした新しい店づくりは良いですね~。
月島にはこういうのが似合います。
by ぱぱくま (2011-05-11 00:11)
@月島も商店などがあるのは、月島一丁目と三丁目のほうで、二丁目にはほとんどそういうものがないのです。
そのなかなので、この店は目立って(といっても見に来る人も歩いている人も、そんないいない)いるというか、異色です。
by dendenmushi (2011-05-12 07:07)
@「深川車庫行き」と「ビックサイト行き」とありましたかね。わたしは、12系統か15系統のほうを、主に利用していました。
そう、こういうのなんとなく似あいますね。月島には…。
by dendenmushi (2011-05-12 07:11)