38 今日の東京マラソンも月島を通る。だがもう引っ越ししたので見物できない [月島界隈]
青梅から完全にもぎとってしまった市民マラソンの王座(そんなものあるのか?)を、わずか1〜2年で不動のものにした東京マラソンは、これはもうマラソンというより、新手のお祭りといったほうがよかろう。
去年、佃大橋の上でそれを眺めていて、そう思ったが、そのマラソンコースは、月島も横断していく。ちょうど、佃大橋から朝潮大橋の間を北西から南東へ走っていくのだが、高架になった自動車道を走るので街の景色は見えないし、街の人もランナーが見えるのはふたつの橋の上だけなのである。
おまけに、この高架の下の通りは、月島と佃の境界線である。めんどくさいことを言えば、ランナーが走る側は佃であって月島ではないかも知れない。
月末を前に月島の仕事場を引っ越した。今年のマラソンは見物できないので、去年の写真を入れようかと思ったら、メインのコンピュータを同じ中央区だが隅田川を中央大橋で越えた新川の新しい仕事場スペースへ運んでしまったので、間に合わない。が、そんなことはどうでもよかろう。
月島最後の日は、あまり寒くはなかったが、小雨がぱらぱらするときもあって全体にどんよりと暗い日だった。今年のサクラまで待っていると、引っ越しもシーズンになってしまうので、その前にカタをつけてしまおうと、思い切ったのだ。春一番が吹く前に…。
ワンルームで、家財がたくさんあるわけでもないのに、引っ越しはそれなりに大変。
長年の間に積もっているごみを整理して、要らないものを全部捨てて身軽になって帰るという懸案課題も、不充分なまま。結局、時間切れで未整理のままの資料や書類を段ボール箱に詰め込んで、自宅にもって帰ることになってしまった。
片づけられないわけでもないし、モノが捨てられないわけでもないが、かといって「捨てる技術」だとか「断捨離」だとか、至極当然わかりきった当たり前のことを、もっともらしく得々と言う本が出たり持ち上げられたりすると、苦々しい気分になる。何を捨てて、何は捨てられないか、それを決めるのはオマエではないのだ、とでも言いたくなる。
それでも、何度かに分けて、中央区の粗大ごみ回収を申し込んだ。インターネットから申請し、品目・数量から料金を計算し、その金額分のシールを買ってきて貼って、決められた日に回収場所に出しておくと持っていってくれるというシステムは、これまでも利用したが、なかなかうまくできている。帰った自宅のある街でも同じようなことを始めたので、かなり普及しているのだろうか。それなのに、そういうルールも無視して、ガスレンジやテーブルなどを、一般ゴミに出して知らん顔をしているのは、いったいどういう人間なのだろうか。インターネットができなくても、ほかの方法もあるはずだろう。
ルールとはなったものの、なかなかめんどうで負担になりすぎてその仕組みに乗りきれないのが、家電リサイクルとコンピュータ製品のリサイクルのシステムである。
要らなくなった冷蔵庫と、もう長いこと部屋の隅に処分ができず放置されたままになっていたブラウン管式の古いディスプレイなどは、ネットで盛んに広告をしている不用品回収業者に見積もりを依頼した。
中央区と同じような値段で済むとは、もちろん思ってはいなかったが、予想外に高いものについた。それでも、自分で申請して、金を払って、梱包して、発送するという、「文句があるならやってみろ」とでもいいたげなあのリサイクルシステムを使わないで済む代償だと考えれば、納得がいくというものである。
引っ越しには、何かとパプニングもあるうえに、問題が積み残しになってしまう。
今回の引っ越しで、どうやら一番最後まで尾を引きそうなのが、ほかならぬSo-net である。
月島を引き揚げることで、接続会員ではなくなったわけだ。しかし、帰る自宅にはすでに、ケーブルテレビがあって、これを機会に自宅の通信環境を一元化して、無線LANにしたので、プロバイダとしてのSo-net を継続する意味もすきまもない。
ただ、このブログは続けたいので、コース変更の手続きをしてほしいと、10日前にハガキを出しているのだが、いまだにウンともスンとも言ってこない。
ハガキなんぞ出さなくても、電話で言えばすむでしょ、ネットですぐできるでしょうと、誰でもそう思いますよね。ところがねえ…。
そうじゃないんだな、これが。電話なんか何回かけてもぜったいつうじないからね。
(2011/02/27 記)
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このniceは、dendenmushiさんの手際の良さにであって、so-netにでは
絶対にありません。
今時ハガキ...それもネットを扱う会社で...口あんぐりです。
東京マラソン、つい先ほど始まりましたね。
東京の真ん中を走らせる、と言うやり方、石原さんじゃなきゃ出来なかった
と思いますねえ。
彼の強引さが良い面に出た一つかもしれません。
by ナツパパ (2011-02-27 09:28)
月島と佃島を5円払い船で渡った小さい頃が懐かしいです。
by 風太郎 (2011-02-27 09:51)
dendenmushiさん 新川に引っ越しですか!なんとまぁご近所ですね(^▽^;)ちょっとオドロキデス。今後ともよろしくお願いします。引っ越しは本当に重労働です・・・
by ぱぱくま (2011-02-27 15:30)
引越しでお疲れが出ませんよう。
このブログは続くのですね!安心しました。
引き続き、楽しみにしております。
あ、東京マラソン、当日は缶詰状態だったので、あとでニュースで見ただけですが、高いところから手を振っている石原都知事の手の振り方がちょっと怖かった・・・。
by お水番 (2011-02-28 17:51)
@いやいや、歳とともに「手際の良さ」など、ずいぶんなくなってしまったなあと…。それを実感した、今回のお引っ越しでした。
そう、これでも昔は結構手際も良かったはずだったんですがねえ…。
So-netさんへのハガキは、無事とどいていたみたいですが、月末に間に合わず、結局3月も1か月分ムダな会費を取られることになりました。それが狙いで、事務処理を遅くする…なんてことは…。
by dendenmushi (2011-03-04 07:23)
@風太郎さんは、今は北国におられるようですが、小さい頃は佃の渡しに乗るようなところにおられた…。
でんでんむしは、東京オリンピックは、関西から見にきただけだったので、渡しの話はすべて資料で知るだけです。
5円…だったのですかあ、渡し賃。
by dendenmushi (2011-03-04 07:27)
@ぱぱくまさんの勤務先も、新川だそうですね。でんでんむしの仕事場は、鍛冶橋通りで、霊岸島のほぼど真ん中なのですが、月島のときのようにメインではないので、ときどき行く、ということになりそうです。
by dendenmushi (2011-03-04 07:37)
@小さな引っ越しでも、なにかとオオゴトです。ほんとに疲れました。まだ、片づいていないのですがね。
ブログは、なんとか引っ越さないでもすむように、「こんてんつコース」とかなんとかいうのに切り替えることにしました。
なので、このまま続けることができそうです。
引き続きまして、皆様よろしくお願いいたします。
by dendenmushi (2011-03-04 07:44)