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595 博奕岬=舞鶴市字瀬崎(京都府)キミの名はと…ハマヒルガオに聞いてみる [岬めぐり]

 「石や岩がゴロゴロと音をたてるんですよ。波で動くんですよ、石がね。冬場はとくに風の強いところなんでね、ここは…。」
 地元の出身だという、運転手さんはそういう。さいわい今は初夏、風はそんな話がウソのように静かだ。なるほど、海岸は砂浜ではなく石で覆われ、少し右を見ると、それが岩になる。
 この花も、日本の海岸ではほとんどどこでもよく見かける。ハマヒルガオは、小さいの朝顔型の花と薄いピンクの色が可憐な花である。ここでは、ごみと石の下に砂は隠れている砂地に茎を伸ばして、海に向かって匍匐前進している。
 これも、南方性の植物で、黒潮に乗って日本各地の海岸に根を下ろしてきたものだ。それにしても、ここのは、花が小さ過ぎるようだが…。
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 成生岬からこの博奕岬までは、直線距離で12キロほどあるが、この間にあってもよさそうなのに岬の名はない。隆起してできた半島の山地は高くてせいぜい550メートル程度で、海岸は平均して50メートルくらいの崖が連続している。山の切れ目と、わずかばかり顔を出す平地に、野原、小橋、三浜、そしてここ瀬崎と4つの集落がある。
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 海岸に道はないので、谷筋を縦方向に数本の道路がある。その西の一本を辿って、東舞鶴から西大浦地区の自主運行地域バスが走っている。東の田井に行くのはやめたので、この日は朝一番のバスで駅前のホテルを出て、東舞鶴から瀬崎までやってきた。
 この岬の名も「なんでバクチなの?」と思うが、「奕」という字に「えき」という読みもあることを、初めて知った。
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 博奕岬の上には道路もあるようだが、無線基地のような塔と最高点には灯台の記号もある。目を凝らしてみても、それを見分けるのは困難だが、写真を拡大してしてみると、わずかにそれらしいものが写ってはいた。
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 そういえば、この岬は舞鶴湾の出入口という、重要なポイントであった。舞鶴の港に出入りする船舶は、この岬と灯台を目印に、丹後半島との間の海域を往来する。
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 風が強いという瀬崎の集落では、風囲いの家もあるが、海岸よりもその上の斜面に人家は寄せ集っている。舞鶴市とはいいながら、市街からは湾に沿ってくねくねと走り、最後には大きな峠を越えなければならない。
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 ここから西へ行く細い道は、やがて消えて行き止まりになるので、ここは半島の西の端にある袋小路のような形になっている。日本の海岸線では、こういう集落も多い。東の沖には、前項でふれた舞鶴市の冠島のキャップのように見えており、岸寄りには三浜と小橋の間から海に向かって突き出しているアンジャ島とつながる飛び石のような磯葛島と沖葛島の一部が顔を出している。
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 バス路線の名が「西大浦」というので、地図で探してみたが、そういう地名はない。しかし、舞鶴湾の北東部の奥まったところに、大浦小学校と西大浦郵便局があるので、これも住居表示でなくなった旧地域名なのだろうと思われる。

▼国土地理院 「地理院地図」
35度32分54.97秒 135度20分32.72秒
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dendenmushi.gif北信越地方(2010/06/08 訪問)

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タグ:京都府
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