582 津崎鼻=小浜市岡津(福井県)電車とバスでぐるりと遠巻きに巻く岬 [岬めぐり]
小浜湾内には、4つの島がある。蒼島のほかに、蘇洞門めぐりの遊覧船で最初に見た双児島、甲ヶ崎の沖合に見えた児島、そしてこれから行く大島半島の朝倉鼻の先にある冠者島である。いずれも小さな島で、大きな蟹が二本のハサミを構えて囲んだような湾内に散らばっている。
島がどうしてそこにあるのか、尋ねてみたくなるような微妙な位置に、それぞれがあるのも興味をそそるが、片江鼻と津崎鼻のように、相談して並んだかのような二本の尾根もおもしろい。
大きさは、津崎鼻のほうが大きく、堂々としているが、その岬をつくる尾根は3つ4つのピークの連なりである。それが3キロ足らずで、本所川という川で切られてしまう。
東の片江鼻との間に、わずかな平地が開いているのが、妙に作為的な感じもする。その、尾根が川で切られるところに、地図ではまた三つ星の印がつけられ、“岡津製塩遺跡”とある。
JR若狭線を加斗駅で降りて、歩いてみたいと思ったのは、そのせいもあった。だが、大島半島へ行くためには、このまままず若狭本郷まで行って、そこからバスに乗らなければならない。
電車は鯉川というところあたりから、海岸線に近づくいて、やがて小浜市から大飯郡おおい町に入る。車窓から見える津崎鼻は、できるだけ撮っておこう。
広い埋立地のはじには大きなマリーナができている。まだ新しいようだ。
若狭本郷の駅からは、バスに乗って大島半島の終点まで行って、また戻ってくる。半島と本郷の町の間には青戸の大橋という橋が架かっていて、そこをバスは渡って行くのだが、津鼻崎はそこからしばらくの間、ずっと見えている。しかし、片江鼻は陰になっている。
バスが終点に着いて、そこから撮った写真でも、津鼻崎の左手にあるはずの片江鼻は写っていなかった。この岬は、よほど縁がない岬なのか。
津崎鼻は、こうして遠巻に湾岸を大きくぐるりと回りながら、眺めてきた。
▼国土地理院 「地理院地図」
35度29分36.49秒 135度39分46.57秒
北信越地方(2010/06/06 訪問)
島がどうしてそこにあるのか、尋ねてみたくなるような微妙な位置に、それぞれがあるのも興味をそそるが、片江鼻と津崎鼻のように、相談して並んだかのような二本の尾根もおもしろい。
大きさは、津崎鼻のほうが大きく、堂々としているが、その岬をつくる尾根は3つ4つのピークの連なりである。それが3キロ足らずで、本所川という川で切られてしまう。
東の片江鼻との間に、わずかな平地が開いているのが、妙に作為的な感じもする。その、尾根が川で切られるところに、地図ではまた三つ星の印がつけられ、“岡津製塩遺跡”とある。
JR若狭線を加斗駅で降りて、歩いてみたいと思ったのは、そのせいもあった。だが、大島半島へ行くためには、このまままず若狭本郷まで行って、そこからバスに乗らなければならない。
電車は鯉川というところあたりから、海岸線に近づくいて、やがて小浜市から大飯郡おおい町に入る。車窓から見える津崎鼻は、できるだけ撮っておこう。
広い埋立地のはじには大きなマリーナができている。まだ新しいようだ。
若狭本郷の駅からは、バスに乗って大島半島の終点まで行って、また戻ってくる。半島と本郷の町の間には青戸の大橋という橋が架かっていて、そこをバスは渡って行くのだが、津鼻崎はそこからしばらくの間、ずっと見えている。しかし、片江鼻は陰になっている。
バスが終点に着いて、そこから撮った写真でも、津鼻崎の左手にあるはずの片江鼻は写っていなかった。この岬は、よほど縁がない岬なのか。
津崎鼻は、こうして遠巻に湾岸を大きくぐるりと回りながら、眺めてきた。
▼国土地理院 「地理院地図」
35度29分36.49秒 135度39分46.57秒
北信越地方(2010/06/06 訪問)
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