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561 竜宮崎=上水内郡信濃町大字古海(長野県)スキーもルアーもまったく縁がないまま [岬めぐり]

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 竜宮崎の出っ張りの先端沖辺りが、野尻湖で最も水深の深い38メートル地点(水の中で“地点”はおかしいかも)である。ここも、野尻湖の他の岬と同様の風景と雰囲気を漂わせているが、この岬では両側に別荘のような建物が見える。つまり、ここには道路があるということだ。
 地図を見ると、確かに周回道路はこの岬の形に沿って、湖岸から30〜40メートルくらい高いところを走っていることがわかる。だが、こういう場合に道路から湖の景色はほとんど見ることができない、というのはこれまでの経験で言える。せいぜい、木の間がくれ…という程度であろう。
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 別荘らしい建物があるということは、それなりの平地があるということでもある。なるほど、竜宮崎ではその左右、北側と南側には入江奥の湖岸が、ゆるやかなスロープになっている。
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 野尻湖をめぐる遊覧船は、竜宮崎の先で舵を左に切り、くるりと回頭して戻り始める。
 竜宮崎の背後に控える山は、斑尾山である。その向う側は『阿弥陀堂だより』の飯山市であり、千曲川が流れていて、斑尾スキー場がある。
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 スキーなど板に触れたこともないくらい縁がなく過ごしてきたが、なぜかその名前だけは知っている。そればかりではなく、黒姫高原も池の平も赤倉も飯綱も戸隠も、この地域は冬はスキー場だらけになる。
 野尻湖も、冬はワカサギ釣りで、夏場はバス釣りなどが盛んであるらしい。野尻湖漁業協同組合のホームページを見ると、なかなかきっちりとした管理が行なわれているようだ。釣りに関しては、こどもの遊び程度から一歩も踏み出していないので、ルアーとかバスとかもまったく経験がない。
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 スキーと同じく、これも目や耳から得た情報に基づく知識だけで、たまにテレビの釣り番組(なんでも見るんだねぇ。情報の五目釣りですから。)で見て、この頃の湖沼釣りボートはあんなに椅子が高いんだ、座るというより腰掛けるというスタイルで糸を垂れているんだ…などと感心している。
 野尻湖漁協が作成している「野尻湖遊漁マップ」を見ると、水深や風向き、遊覧船の航路に加えて、浅瀬や岩場で危険な水域、それにワンドと呼ばれるポイントなどが記してある。
 “ワンド”も、外国語かと思っていたら、どうやら違ったらしい。『大辞林』によると、ワンドとは“入り江。また,川のよどみや水たまり”で、【湾処】という字を当てている。
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 遊漁マップからは、国土地理院の地図ではわからないことも、いろいろわかる。まず、国土地理院の地図には載っていない岬が、もうひとつあった。それは、砂間が崎と琵琶ヶ崎の間にある小さな膨らみで、そこには“縦ヶ崎”という名前がつけられている。岬の名前も、国土地理院は「が」と「ヶ」を使い分けているが、地元では「ヶ」で統一している。
 また、竜宮崎の両側の入江奥には、カトリック教会とYMCAがそれぞれあるらしい。なるほど。
 なにが「なるほど」なのか。558 砂間が崎の項で、「神山国際村」がなんなのかはよく知らない、と書いていたのだが、その後にそこは大正年間から開かれた外国人向けの別荘地だった、ということがわかった。
 日本の避暑地の開発は、箱根や日光にその典型があるように、外国人向けのニーズに応える形で発展してきた。ここ野尻湖もまた、例外ではなかった。自然に溶け込んで、ゆったりと時間を過ごすという芸当は、軽薄なレジャーは盛んだが、その真髄と精神において、未だにわれわれの及ばぬところであると、誰もいない静かな湖畔の教会やYMCAを想像して想うのである。

▼国土地理院 「地理院地図」
36度49分33.10秒 138度13分51.25秒
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dendenmushi.gif北信越地方(2010/05/22 訪問)

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タグ:長野県
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