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557 立が鼻=上水内郡信濃町大字野尻(長野県)ナウマン象もその鼻を立てていたのか [岬めぐり]

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 野尻湖のナウマン象については、高知シリーズでも、ちょっとだけふれたが、全国あちこちで発見されているのに、野尻湖だけが有名なのは宣伝がうまかったからだろうと、例によって皮肉っぽく書いていた。これは、一面の真実ではあれ、それだけがまるまるでんでんむしの本心でもない。
 実際、その発掘の規模は、他に例を見ないものだった。宣伝が行き届いたのも、そのためではあるが、全国的なネットワークをつくって、発掘を続けるなど、なかなか見事な戦略があった。
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 最初の野尻湖の象化石は、湖の中から発見された。その場所が、この立が鼻付近であったので、それを示す標識板が立っている。平たくて、言われてみれば若干飛び出していますね、といったこの場所には、小さなホテルが二軒並んであり、レジャーボートのための桟橋が湖に突き出している。
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 その北側には隣り合って大きな遊覧船の乗り場もある。バスの発着場もそばなので、立が鼻は、これでも野尻湖湖岸一帯の中心地なのだ。
 黒姫山と妙義山に囲まれた、静かな山の湖は 象の姿はあっても人影もなくひっそりとしていた、とでもいいたいところだが、人影は湖上にあった。
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 東京駅をお朝一番の長野新幹線で発って、長野から信越本線に乗り換える。なぜか、普通列車なのに特急電車の車両を使い、「妙高一号」という名前や指定席車両まである電車は、数駅先までは学生さんたちの通学電車になる。若い人たちの一団がぞ、ろぞろと降りていったあとは、やおら電車は急勾配を登り始める。
 これが、信越本選の醍醐味とでもいうか、信玄や謙信の軍勢も何度もここを上り下りして戦に精をだしていたというのが、俄に信じ難いようでもある。
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 野尻湖がどこにあるかは、これまでこの方面にはあまり多くきたことがないので、あまりピンとこなかった。ほー、黒姫で降りてバスで行くのか、んbという程度である。それだけ新鮮な気持で、野尻湖にやってきたのは、内陸部の岬めぐりでは、長野県を忘れるわけにいかないからであるし、岬があるのにまだ県名があがってこない県を、少しづつ減らしていくためである。第一、ここにくれば一度に8つもの岬がコレクションに加えることができるのだ。
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▼国土地理院 「地理院地図」
36度49分57.34秒 138度12分32.61秒
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dendenmushi.gif北信越地方(2010/05/22 訪問)

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タグ:長野県
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