SSブログ

544 千尋岬・明神鼻=土佐清水市三崎(高知県)三崎は岬であって見崎・御崎でもある [岬めぐり]

 松崎の西には、いくつかの岩島のある海をはさんで、千尋岬が延びている。この千尋岬というのは、松崎の二十倍以上も大きく、南北2キロも出っ張った半島全体につけられている名前なのである。大きい岬はいくつもあるが、こういうのは、めずらしいかもしれない。
 どこがめずらしいかというと、千尋岬は半島全体の名のみで、先端の付近に千尋岬という岬があるわけではないからである。先端にあるのは、東に丸くぽっこりと飛び出している明神鼻と、東からは陰になっているので見えないがその向うには鋭く尖った砥崎と、ふたつの岬がある。
myojinhana01.jpg
 タクシーは、スピードも出して走るし、千尋岬の付け根にある三崎浦へ向かう道は益野の山を大きく迂回して海岸を離れてしまうので、これもまたロクな写真がない。
 海近くに戻ってきたところは小さな町で、千尋岬の東側の付け根にあたり、三崎川が海に注ぐところは西側の竜串になる。竜串は、字名も“竜串”に変わるので、千尋岬までが三崎である。
myojinhana02.jpg
 三崎という地名は、ここでは明らかに、千尋岬のことを指しているのだろう。このように、「岬=三崎」という変化は、全国に多いので、これはそんなにめずらしくない。それから転じたものとして、「見崎」や「御崎」がある。御崎の場合には、尊称としての別の意味をもつことも考えられるが、多くは「岬=」とみて差し支えないだろう。
myojinhana03.jpg
 この千尋岬の南東にある明神鼻は、東海岸からはそれなりに目立ってはいるが、おそらくはその名を知っている、またはその名を意識して眺める人はほとんどいないと思われる。
 「千尋」は、「ひろい」ということからきた名だろうが、いくら大きくても山ばかりの半島にこういう名はつかない。西側に一本の道が通っていて、“四国のみち”という自然歩道らしい表記が地図にはある。
 岬には人家もほとんどないし、明神鼻のあたりは微妙なでこぼこがある丘になっていて、別に明神様を祀ってあるわけでもなさそうだ。ただ出っ張っているだけというところに、どうして名前がついているのだろう。
 明神鼻の下には、地図でみると南側はスパッと切り落とされたように崖になっていて、東の端に岩礁地帯が広がっている。「碆」に名前があるのと同じく、船で海行く人にとっては目印と同じく、暗礁に注意を喚起する意味もあったのではないだろうか。
myojinhana04.jpg
 竜串へ向かうタクシーの車窓からは、すぐに明神鼻も消えてしまう。
 (↑駄洒落を解説するくらい野暮なことはないんだけど…σ(^_^;) 。まったく気にもとめていない人が多いだろうと気がついて、駄洒落復活推奨普及擁護正当評価協議会としては、野暮を承知であえて言いたくなってしまう…。)

▼国土地理院 「地理院地図」
32度46分13.27秒 132度52分40.67秒
myojinhanaM.jpg
dendenmushi.gif四国地方(2010/01/24 訪問)

にほんブログ村 その他趣味ブログ
その他珍しい趣味へ 人気ブログランキングへ
タグ:高知県
きた!みた!印(11)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

きた!みた!印 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました