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543 松崎=土佐清水市加久見(高知県)竜串へ向かうタクシーの車窓から [岬めぐり]

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 足摺岬の半島の付け根をバスが横断して土佐清水市街へ下ると、入江が車窓の左手に見えてくる。その海面から一面に水蒸気が立ち上り、幻想的な景色だったので、急いでカメラを取り出したが、あっという間に通り過ぎてしまい間に合わなかった。(上の写真は先走り)
 東海岸を回ってきたバスを降りたのは、清水港のところだったが、バス停はなかった。港が見えるところはどこの停留所で降りたらよいだろうかと、運転手さんに尋ねると、「四国電力のところからが近いでしょう」と教えてくれた。どうやら、港と市場のあるところへ行きたいからだと思われたらしい。
 尾浦崎が見える湾にさしかかったので、「あ、この辺でいいんです、次のバス停でおろしてください」というと、その親切な運転手さんは、「次のバス停はまだ先なので、じゃここでちょっと停めましょう」と、バスを停めて降ろしてくれた。535 尾浦崎の晴天の写真は、こうして撮れた。
 こういうこともたまにあって、路線バスはなかなかいい。運行規則だの国土交通省がどうとかいうことになると、こんなこともいけないのかもしれないし、乗客と必要以上の会話を交わすことも許されないのかもしれない。だが、他に客もいないし、道が混んで一時停車が迷惑になるわけでもない。そんなときに、ドライバーの判断と臨機の対応で、融通が効くというのも、“田舎のバス”のいいところなのだ。
 そういうわけなので、運転手さんを責めたりしないでください、バス会社高知南西交通の運行管理課長ならびに社長様、ついでに国交省様。
 ここからさらに西へ行く予定なのだが、土佐清水バスセンターから宿毛行きのバスが出るまで、だいぶ待たなければならない。こういうところは、乗用車でころころ回る人にはない不自由さで、バス利用者はそれくらい甘受しなければならないが、バスダイヤという自分ではどうしょうもない制約に合わせて行程を考えるのも、バスの旅の楽しみなのだ。
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 しかし、ここはバスダイヤに合わせるとちょっと困る。ただでさえ少ない便が土日ダイヤでますます粗目になっているので、タクシーを呼んで竜串まで行くことにした。そうすれば、見残しへ渡る遊覧船にも乗ることができる。
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 松崎は、土佐清水の町の西のあしずり港にほど近いところにある、小ぶりながらいかにも岬然とした岬である。
 これは車窓からと思ったのだが、ひとつ肝心なことを忘れていた。
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 松崎の東側からの順光の写真は、道路の位置や地形の事情によって撮ることができない。岬を過ぎて振り返りながらの写真を狙ってみたものの、こんな変な写真ばかりしか撮ることができなかった。
 乗用車の車窓からの目線は、バスに座って見渡す視線の位置より、何分の一かは低いのだ。そのことをうっかり忘れていた。だから、ガードレールや柵が想像以上に邪魔になってしまっていた。
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 車窓からの眺めは、バスに限る。

▼国土地理院 「地理院地図」
32度46分44.15秒 132度55分13.12秒
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dendenmushi.gif四国地方(2010/01/24 訪問)

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タグ:高知県
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