535 尾浦崎=土佐清水市清水(高知県)全国的にもなんか有名な病院がある町です [岬めぐり]
土佐清水市の市街地は、ちょっとフツーの町とはその形が違っていておもしろい。くびれのあるずんぐりした大きなな出っ張りの付け根部分の平地に、東西にまたがってこじんまりとまとまっている。
その東西の両方の端に港をもっていて、東が深い入り江になった清水港、西が丸くて広いあしずり港。そして、真ん中で南の海に突き出して、とがった先っちょが尾浦崎である。

尾浦崎は、あしずり港側からは見えないので、清水港の奥から見ると、魚市場と漁港の続く岸壁の先に埋立地と四角い建物があるが、そのずっと先が尾浦崎。

尾浦崎の先端の手前の崖の上には丸い茶筒のような灯台がある。こういうタイプのものは、照射灯という名もあるようだが、ここのもそうなのだろうか。灯台マニアではないので、あまり余計なことに突っ込まない方が無難であろう。


黒潮市場という観光施設の前には、『龍馬伝』の幟がはためく隣に、「たたき発祥の地」という看板があった。最近はどこへ行っても“発祥の地”に出くわすが、少しでもその地域で主張したいことがあれば、遠慮せずに言ってみるのもよい。情報というものは、そのようにしてしか伝わらない。
そういえば、高知のかつお漁は“土佐の一本釣り”で有名だし、高知の大きな港といえば、そうあちこちにあるわけでもないから、ここがたたきの発祥地であってもなんのふしぎもない。


なにか、前項とはうって変わって急に天気がよくなったようにみえるが、この清水港からの一連の写真は、実は翌日に足摺岬から東海岸回りで戻ってきたときに撮ったものなので、お天気がよい。
蟻崎から大岐を通り過ぎた足摺岬行きバスは、岬の大きな半島の付け根を横断して西海岸に回る。そこで土佐清水の町をぐるっと回って、清水港の東の道を一路南下して、終点の足摺岬へ向かうことになる。
市街地の真ん中にある商業施設がバスセンターになっていて、ここが中村と宿毛を繋ぐバス路線の中継点になっていると同時に、足摺岬への出発点にもなっている。
でんでんむしは、はじめて見るその町の様子を、とても興味をもって眺めていた。
そうか、これがあの病院なのか…。
へそまがりのでんでんむしは、テレビドラマや映画、小説などでも、いわゆる“医者もの・病院もの・病気もの・難病もの”などは、すべて敬遠してきた。それは、年をとってなにかと病院へ行く機会は増えてきた現在でも変わらない。
ところが、ある“事件”が、思いがけずわが身に起こったために、家人から参考に観た方がいいとうるさく言われ、しかたなくこの冬に放送されたドラマを不本意ながら観る羽目になった。著名な役者と女優にナレーションをさせたそのドラマは、まったく感心しないシロモノだったが、情報としてはそのなかに“ガンの患者が全国から押し寄せ、入院できない患者は市内に家を借りて住んでいるという土佐清水市の病院”がでてきたのである。なるほどねえ。そんな病院があるんだ。
土佐清水のその病院は、もともとアトピーとかそういうので全国的に有名だったらしいのであるが、このドラマで参考になったことは、超一流の病院といわれるところを入退院しても、結局病気は治らないということである。


尾浦崎も、このバスの車窓から眺めながら行くのだが、この日はお天気があまりよくなかった。市街地を見ながら清水港を大きく回り込んで、バスは港の出入り口へ向かう。
このときは、ほかの乗客があったので話はできなかったが、翌日帰路のバスの運転手さんから聞いた話では、もちろん高知県でもその保険診療外の治療がウリの病院は有名で、医師で経営者の夫妻は、常に長者番付で県下一二を争っているのだという。
▼国土地理院 「地理院地図」
32度45分55.15秒 132度56分44.54秒

四国地方(2010/01/23〜24 訪問)
その東西の両方の端に港をもっていて、東が深い入り江になった清水港、西が丸くて広いあしずり港。そして、真ん中で南の海に突き出して、とがった先っちょが尾浦崎である。

尾浦崎は、あしずり港側からは見えないので、清水港の奥から見ると、魚市場と漁港の続く岸壁の先に埋立地と四角い建物があるが、そのずっと先が尾浦崎。

尾浦崎の先端の手前の崖の上には丸い茶筒のような灯台がある。こういうタイプのものは、照射灯という名もあるようだが、ここのもそうなのだろうか。灯台マニアではないので、あまり余計なことに突っ込まない方が無難であろう。


黒潮市場という観光施設の前には、『龍馬伝』の幟がはためく隣に、「たたき発祥の地」という看板があった。最近はどこへ行っても“発祥の地”に出くわすが、少しでもその地域で主張したいことがあれば、遠慮せずに言ってみるのもよい。情報というものは、そのようにしてしか伝わらない。
そういえば、高知のかつお漁は“土佐の一本釣り”で有名だし、高知の大きな港といえば、そうあちこちにあるわけでもないから、ここがたたきの発祥地であってもなんのふしぎもない。


なにか、前項とはうって変わって急に天気がよくなったようにみえるが、この清水港からの一連の写真は、実は翌日に足摺岬から東海岸回りで戻ってきたときに撮ったものなので、お天気がよい。
蟻崎から大岐を通り過ぎた足摺岬行きバスは、岬の大きな半島の付け根を横断して西海岸に回る。そこで土佐清水の町をぐるっと回って、清水港の東の道を一路南下して、終点の足摺岬へ向かうことになる。
市街地の真ん中にある商業施設がバスセンターになっていて、ここが中村と宿毛を繋ぐバス路線の中継点になっていると同時に、足摺岬への出発点にもなっている。
でんでんむしは、はじめて見るその町の様子を、とても興味をもって眺めていた。
そうか、これがあの病院なのか…。
へそまがりのでんでんむしは、テレビドラマや映画、小説などでも、いわゆる“医者もの・病院もの・病気もの・難病もの”などは、すべて敬遠してきた。それは、年をとってなにかと病院へ行く機会は増えてきた現在でも変わらない。
ところが、ある“事件”が、思いがけずわが身に起こったために、家人から参考に観た方がいいとうるさく言われ、しかたなくこの冬に放送されたドラマを不本意ながら観る羽目になった。著名な役者と女優にナレーションをさせたそのドラマは、まったく感心しないシロモノだったが、情報としてはそのなかに“ガンの患者が全国から押し寄せ、入院できない患者は市内に家を借りて住んでいるという土佐清水市の病院”がでてきたのである。なるほどねえ。そんな病院があるんだ。
土佐清水のその病院は、もともとアトピーとかそういうので全国的に有名だったらしいのであるが、このドラマで参考になったことは、超一流の病院といわれるところを入退院しても、結局病気は治らないということである。


尾浦崎も、このバスの車窓から眺めながら行くのだが、この日はお天気があまりよくなかった。市街地を見ながら清水港を大きく回り込んで、バスは港の出入り口へ向かう。
このときは、ほかの乗客があったので話はできなかったが、翌日帰路のバスの運転手さんから聞いた話では、もちろん高知県でもその保険診療外の治療がウリの病院は有名で、医師で経営者の夫妻は、常に長者番付で県下一二を争っているのだという。
▼国土地理院 「地理院地図」
32度45分55.15秒 132度56分44.54秒




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