533 布崎=土佐清水市 布(高知県)地図から浮かぶこの国のかたちを求めて… [岬めぐり]
結局、須崎市から南の海岸、上ノ加江や土佐久礼のある中土佐町、海を求めてむりやり東に領域を広げてきたような四万十町、土佐佐賀や土佐入野の黒潮町、そして道崎以外の四万十市の岬は、すっ飛ばしてここまできてしまったことになる。
このエリアは、まさしくいちばん新しい付加体であるということを感じさせてくれるような場所のように思えるので、また機会を改めたいところだが、なにしろ、公共交通機関がほとんどないし、道そのものがないところも結構あるので、さてさてどう計画したものですかな。または、いつのことになるやら…。
しかし、車窓からでも見える岬はできるだけマークしておきたい。
そう考えて、遠望ながらもちゃんと視界に入ってきた布崎も、ここで紹介しておきたい。
大縮尺の地図でも、足摺岬の半島の上のほうに、ぴょこんと飛び出しているのがわかる。
ここは、ずんぐりした岬の先端部分が、標高100メートル足らずの森山という山になっている。地図ではその頂きに神社だけがあり、一本の輪になった周回路が山を巻き、南端の断崖の上には灯台の記号も記してある。
観音崎越しに見た遠目では、先端の山のほかは、なにもわからない。だが、下ノ加江地区と布地区を結ぶ海岸沿いの道路は、かなり高いところを通っていることがわかる。30メートルくらいはありそうで、その下はやはり崖になっているようだ。
須崎から南にかけての海岸では、道路や線路が波打ち際ないしはその近くを走るというような光景は、たまにちょっとあるくらいだけなのだ。
この地域名の読み方も、「ふ」ではないだろうとは思いながらも、疑問の余地なく「ぬの」だと断言もしかねる。なにしろ、地名なのだから、意外な読み方があったりする、そんな経験は何度もある。
ネットで確かめようとしても、関連情報で出てくるのは地図情報くらいで、不動産情報のページはあっても物件はゼロである。不動産情報には、こういうことが多過ぎて、ひどい。「よさこいネット」という観光情報では、地図の参照表記がまるで見当違いであった。
で、やはり地域で頼りになるのは、「郵便局」ですよ。土佐清水布郵便局というのがあって、「ぬのゆうびんきょく」とありました。
布崎の付け根にあたる海岸にあって、こじんまりとした布浦という小字名をもつ集落の真ん中に郵便局がある。その周辺には3つの神社と2つのお寺と、1つの学校がある…。そんな布浦は、日本中の津々浦々にくまなく展開している、海辺の小さな集落のひとつである。
地図を眺めていると、その景色が想像のなかにはっきりとその姿が浮かんでくるような気さえするのだが…。
そうそう、地図といえば、「530 角谷岬」の項目で、新年度からYhoo!地図のデータが変わったらしいということについて触れていた。愛用していたALPSbaseがサービスを止めてしまったので、ひさしぶりにyahoo!地図に戻ってよく見ると、従来の「(C)Yahoo Japan」のクレジットに加えて、とうとう「(C)ZENRIN」の表示がついていた。
さらに縮尺を細かくして見ると、ところによっては丁目以下では住宅地図(名前の表示はない)になっている。たとえば、布はもちろん下ノ加江も「町」表示までしかないが、この南の大岐では住宅地図になっている。
地図にはうるさいでんでんむしは、これまでネット地図に関してはいろいろ苦言を呈してきた。それらは「地図」というタグでたぐりよせることができるが、2009/03/13に書いた「番外DB:「Mapion」がZENRINになってしまうなんて大ガッカリだよ!!(「岬めぐり」のためのネット地図比較検討考)」の項は、現在に至るまで繰り返し参照される回数が多い。
できればこれのみならず、その後のいきさつについても、折りに触れて数回にわたってネット地図論を展開してきた、という経緯があるので、それらについてもちゃんと見てほしいものである。
もちろん、一軒一軒の家まで地図に描き込むというのは、それはそれで大変なことで、それをYahoo Japanが無料で公開しようというのは、世界に類のないすばらしいことである。その努力は、おおいに認めなければならない。
ただ、そのことと国土地理院の標準に準拠した正確な地図の提供ということとは、いささか次元の異なる問題であって、残念ながらイクオールではない。新しいYhoo!地図のデータについては、くわしく検証していないので、ここでの論評・評価は避けなければならないが、大縮尺では見た目はずいぶんきれいな地図になった。
このエリアは、まさしくいちばん新しい付加体であるということを感じさせてくれるような場所のように思えるので、また機会を改めたいところだが、なにしろ、公共交通機関がほとんどないし、道そのものがないところも結構あるので、さてさてどう計画したものですかな。または、いつのことになるやら…。
しかし、車窓からでも見える岬はできるだけマークしておきたい。
そう考えて、遠望ながらもちゃんと視界に入ってきた布崎も、ここで紹介しておきたい。
大縮尺の地図でも、足摺岬の半島の上のほうに、ぴょこんと飛び出しているのがわかる。
ここは、ずんぐりした岬の先端部分が、標高100メートル足らずの森山という山になっている。地図ではその頂きに神社だけがあり、一本の輪になった周回路が山を巻き、南端の断崖の上には灯台の記号も記してある。
観音崎越しに見た遠目では、先端の山のほかは、なにもわからない。だが、下ノ加江地区と布地区を結ぶ海岸沿いの道路は、かなり高いところを通っていることがわかる。30メートルくらいはありそうで、その下はやはり崖になっているようだ。
須崎から南にかけての海岸では、道路や線路が波打ち際ないしはその近くを走るというような光景は、たまにちょっとあるくらいだけなのだ。
この地域名の読み方も、「ふ」ではないだろうとは思いながらも、疑問の余地なく「ぬの」だと断言もしかねる。なにしろ、地名なのだから、意外な読み方があったりする、そんな経験は何度もある。
ネットで確かめようとしても、関連情報で出てくるのは地図情報くらいで、不動産情報のページはあっても物件はゼロである。不動産情報には、こういうことが多過ぎて、ひどい。「よさこいネット」という観光情報では、地図の参照表記がまるで見当違いであった。
で、やはり地域で頼りになるのは、「郵便局」ですよ。土佐清水布郵便局というのがあって、「ぬのゆうびんきょく」とありました。
布崎の付け根にあたる海岸にあって、こじんまりとした布浦という小字名をもつ集落の真ん中に郵便局がある。その周辺には3つの神社と2つのお寺と、1つの学校がある…。そんな布浦は、日本中の津々浦々にくまなく展開している、海辺の小さな集落のひとつである。
地図を眺めていると、その景色が想像のなかにはっきりとその姿が浮かんでくるような気さえするのだが…。
そうそう、地図といえば、「530 角谷岬」の項目で、新年度からYhoo!地図のデータが変わったらしいということについて触れていた。愛用していたALPSbaseがサービスを止めてしまったので、ひさしぶりにyahoo!地図に戻ってよく見ると、従来の「(C)Yahoo Japan」のクレジットに加えて、とうとう「(C)ZENRIN」の表示がついていた。
さらに縮尺を細かくして見ると、ところによっては丁目以下では住宅地図(名前の表示はない)になっている。たとえば、布はもちろん下ノ加江も「町」表示までしかないが、この南の大岐では住宅地図になっている。
地図にはうるさいでんでんむしは、これまでネット地図に関してはいろいろ苦言を呈してきた。それらは「地図」というタグでたぐりよせることができるが、2009/03/13に書いた「番外DB:「Mapion」がZENRINになってしまうなんて大ガッカリだよ!!(「岬めぐり」のためのネット地図比較検討考)」の項は、現在に至るまで繰り返し参照される回数が多い。
できればこれのみならず、その後のいきさつについても、折りに触れて数回にわたってネット地図論を展開してきた、という経緯があるので、それらについてもちゃんと見てほしいものである。
もちろん、一軒一軒の家まで地図に描き込むというのは、それはそれで大変なことで、それをYahoo Japanが無料で公開しようというのは、世界に類のないすばらしいことである。その努力は、おおいに認めなければならない。
ただ、そのことと国土地理院の標準に準拠した正確な地図の提供ということとは、いささか次元の異なる問題であって、残念ながらイクオールではない。新しいYhoo!地図のデータについては、くわしく検証していないので、ここでの論評・評価は避けなければならないが、大縮尺では見た目はずいぶんきれいな地図になった。
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