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419 倉津ノ鼻=阿久根市波留(鹿児島県)市街地の西に連なるその丘の北端がこの岬で… [岬めぐり]

 倉津ノ鼻は、阿久根の港の西側に張り出した岬である。高松川と大橋川という二本の川が流れ込む、港町の突端から眺めると、下の部分は防波堤に隠れてしまう。
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 この岬から南に、達見ヶ岡と番所丘公園と続く丘陵地帯の終わりが、佐潟の丘になるわけだ。そう高くはないが、あんなでこぼこが2キロも伸びているわけで、阿久根の市街地の中心は、この丘の東側下に広がっている。
 丘の上左手に見える眺望のよさそうな建物は、国民宿舎である。最初の計画では、ここに泊まるつもりもあったのだが、あれこれ前後の行程の都合で、それはかなわなかった。が、ここに泊まっていれば、また違う倉津ノ鼻が眺められたであろう。
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 ここまでは、タクシーに乗ってやってきた。佐潟の山を抜けて、番所丘公園下の自動車教習所まできたところで、ちょうどうまいぐあいにタクシーが通りがかった。手を上げて停めると、それは予約車だったが、無線ですぐ空車を回してくれるという。
 しばらく待つうちにやってきたタクシーのドライバーに、時間があまりないので倉津ノ鼻までは行けないのだが、その岬が見えるところに連れていって欲しいとお願いしたら、港町まで行ってくれたというわけ。
 事前に調べまくってから、現地に行くというのではない。予備知識なしにうろうろして、いろんな制約のなかで行き当たりばったりの偶然を楽しむのが、でんでんむしの岬めぐりの基本的なスタイルなのである。それによって、岬にもさまざまなふれあい方の違いが生じる。
 そしてさらに、そのときには知らず、こうして後から知ることも多い。
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 そのタクシーに乗った自動車教習所から、大橋川の辺りまでは、塩浜町という。その名から察するに、以前はこの周辺は、入江になっていて塩田が広がっていたのだろうと推測される。ほんとにそうかね。その推測が当たっているかどうか、念のために調べてみることに…。
 阿久根市観光協会のページによると、やはり塩田があったことには相違がない。ただ、その塩田は、でんでんむしが想像していたように入江に潮が引き込まれたのではなく、土中から良質の塩がしみ出てくるというものだったという。これは、ちょっとめずらしい。埋立てなんかしないで、それをそのまま残しておけば、今頃は結構な名所になっていたかもね。
 なにもしないでほっておく、なんでも捨てたり変えたりせずにとっておく、というのも必要な余裕なのだ。けれども、経済至上主義、合理性と効率性だけで突き進んできた世の中は、とうにそういう余裕をも捨ててきた。
 また、そのついでにわかったことは、倉津ノ鼻の手前にある、鳥居の立つ岩島は、“光礁(ひかるぜ)”という“昔から奇しき光をはなつ岩として、天下にその名が知られ”ている場所だという。そうなのか。
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 一見なんにもないように見える町でも、ずいぶんといろいろなことがあるじゃないですか。
 しかしながら、番所丘公園については、阿久根では代表的なレクリエーション用公共施設で、ゴーカートが人気だということは、市のホームページに書いてあっても、その「番所丘」の由来についてはなにも触れていない。
 もちろんこれまでの岬めぐりでも、しばしば登場した「番所の鼻」「番所岬」と同じ程度の想像はできるが、ここの場合はかなり高い丘の上であるうえに海からも遠く、番所をおくにはいささか不便だと思うのだが…。
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 市役所の前を抜けると、港町はすぐで、そこから阿久根大島が平べったく見えていた。この島は、市民の貴重な海水浴場で、夏場は港から連絡船が往来するという。
 これから駅前まで戻って、今度は長島へ行くバスに乗る。

▼国土地理院 「地理院地図」
32度0分56.13秒 130度10分50.88秒
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dendenmushi.gif九州地方(2009/03/17 訪問)

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タグ:鹿児島県
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