405 埴田崎・森の鼻＝日高郡みなべ町埴田・堺（和歌山県）備忘メモ的に…（付：Mapionその後）

　パッと見には「うえだ」と読んでしまいそうだが、これは埴輪の「埴」である。埴田（はねた）崎と森の鼻は、みなべ町の南の出っ張りで、田辺市との境を接するところが漁港になっている。そこは字地名も「堺」である（でも、これは関係ないか）。森の鼻の東にあたり、高い山も低い山もない岬全体が、港をつくるのに役立っている。
　その向こう側にちょっとだけ見えるのが田辺市の北部にある湾で、そこにもふたつばかりの岬がある。

　先端の北側、写真でいうと左手に横に長い白い建物が見えるが、ここが埴田崎になる。島があるが、これは鹿島という。無人島のようだが、神社があるので、その名からしてもそれなりのいわれが想像される。


　いずれも小目津崎あたりからの遠望写真、ホテルの部屋からの写真でしか確認できないというのでは、これもかなりの手抜きだが、次の田辺市へつなぐためには、それでもいちおう記録しておく必要がある。

　これは、もっと遠く、JR紀勢本線の岩代あたりから、目津崎の奥に見える森の鼻付近をとらえている。この左手の白い建物が泊まったホテルである。
　いずれにしても、有田周辺が残っているし、田辺市は今回だけではまだ片づかないし、おまけにそこに行く道がないというわけでもないのに、こんな遠目だけですますわけにもいかない。いずれまた、改めてくることになるだろう。
　この項は、それまでの備忘メモ的つなぎ…。
　備忘メモ的…といえば…。
　Mapionが新地図に移行するという件について、いろいろと“建設的いちゃもん”を書いて、その後の報告も記していた。なんじゃぃそれは…という人のために整理しておくと…。
　03/13の番外DB：「Mapion」がZENRINになってしまうなんて大ガッカリだよ！！（「岬めぐり」のためのネット地図比較検討考）　ここでまず問題提起をさせてもらったが、それはMapionが“4月1日から新地図になる”と、試験公開を始めたのを見たからだった。
　03/21の391 諏訪崎の項でも、たとえば駅名表示を“かながき”にしなければならないわけについて、若干補足。
　03/25の393 名南風鼻・ばべ鼻の項では、せっかくの意見も関係者に届かなければ意味があるまいと考え直して、アンケートに03/13のURLを書いて出したことを報告。
　03/29の395 蛇ノ鼻の項では、Mapionが新地図への移行を“4月中旬”に延期したので、どうやらこのブログも見て、考え直してくれたらしいという報告に添えて、関連してYahoo! 地図のリニューアルに伴う欠陥についても、意見を書いておいた。

　そして、Mapionの新地図がどう修正されるのか、おとなしく期待して待っていたわけだ。
　もう、お約束の4月中旬になったが、最近のトップ画面では、新地図についてのPR文言表示はトップラインからは消えてしまっている。
　もちろん移行計画をやめたわけではない。今回のZENRINの地図ソースへの移行には、GPS機能を使った携帯用ゲーム「ケータイ国盗り合戦」などで手応えをつかんだMapionの、次をにらんだ重要な布石であったはずだ。それは、こちらは中旬からリニューアル公開した「キョリ測」のデータをブログに貼り付けられるようにする機能などの一部をみても、なんとなく想像できる。これは、ひょっとしたら、このブログでもじかにMapionに連動できるようになるかも知れない、という期待さえ抱かせる。それだからこそ、一Mapionファンとしてもいいかげんな地図を流布することは、なんとしても避けて欲しかった。
　新地図への言及は、地域の地図に入るとそのアタマには「お知らせ 【告知】マピオンの地図が新しくなります」と表示されているし、トップページの「マピオンのオススメ特集」の見出しの最初が、「もうすぐ地図が変わります」となっているので、それをクリックすると、新地図の試験公開画面へ変わる。
　そこでは「マピオンでは地図の刷新を予定しています。」となっていて、新地図移行の日取りは明記されておらず、“4月中旬”も消えて「いつ？」はすっかりぼやけてしまった。
　こうなると、でんでんむしのような詮索好き・勘ぐり好き（もちろん対象やテーマによる）でなくとも、「いろいろうるさいことを言うヤツが現われたが、コイツの言ってることはもっともである。そこで、当初の計画を修正して期限を引き伸ばし、手直しをやろうとしてみた。しかし、全図を点検してZENRINの地図ソースを使えるようにする、まともに近づける作業は、やろうとしてみると思った以上に大変なことだった。これは半月程度でできることではないので、再び期限を切らず先延ばしという結論になった…。」そういう想像をすることは容易だ。
　もっとも、前にも書いているように、移行延期の理由は、でんでんむしの建設的いちゃもんとはまったく関係のないことだったのかも知れない。そんな理由はいくらでも考えられるが、真実は部外者にはわからない。
　だが、表に現われることだけを見ればいいし、結果としてMapionの新地図が、少しでも正確ないい地図、国土地理院の基本地図から無意味に逸脱しない地図、使いやすい地図になっていることを、改めて期待したい。

▼国土地理院　「地理院地図」
33度45分5.71秒 135度19分26.83秒　33度44分32.83秒 135度19分42.12秒

近畿地方（2009/01/25　訪問）

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