362 菅崎=鳥羽市相差町(三重県)的矢湾口でも人が住み着くところとそうでないところ [岬めぐり]
安乗崎の北側に長々と展開しているのは、鳥羽市の相差(おおさつ)町の最南端にあたる菅崎である。カメラの望遠で見ると、神島がすぐそこにあるように見えているし、白い灯台も見える。これは鯨崎なのか、それとも鎧崎なのか。鯨崎は少し引っ込んでいるはずなので、やはり鎧崎だろうが、現場のそばで見るより、はるかに立派に見えるのはなぜだろう。
小さな半島のようになっていて、国崎から帰りにバスで通り抜けた相差の町の中心は、この半島の付け根にあたるところに固まっていて、菅崎の出っ張りは3〜40メートルのでこぼこの台地が広がっている。
地図では、そこを一本だけの道が通っており、その先に神社がある。時間があれば、ゆっくり歩いて見たいような道だったが、今は安乗崎のほうから眺めるしかない。
半島の南側は、すべて断崖が連なっていて、その東の突端が菅崎という岬になり、そこには大小の岩島も点在している。
ここにはどうして人が住み着くこともなく、現在まできているのだろうかと、ふと思う。
地形の複雑さと人が住むところとそうでないところ、これも不思議なことだが、水の便が悪いとか、風が強いとか、考えられるデメリットのいくつかは人が定住する障害にはなるものの、それだけでも割り切れないものがあるような気もしてくるのである。
後で西側の渡鹿野島から撮った写真では、こんなふうに見える。
この水道を入れば波も静かな的矢湾と、その周囲のあちこちにある港が迎えてくれる。
安乗崎側には大倉島という島があり、そこへは波除け堤防が一直線に連なっている。菅崎と安乗崎の間は、1.2キロほどなので、的矢湾の出入り口はかなり広い。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度22分35.04秒 136度54分43.77秒
東海地方(2008/11/20 訪問)
小さな半島のようになっていて、国崎から帰りにバスで通り抜けた相差の町の中心は、この半島の付け根にあたるところに固まっていて、菅崎の出っ張りは3〜40メートルのでこぼこの台地が広がっている。
地図では、そこを一本だけの道が通っており、その先に神社がある。時間があれば、ゆっくり歩いて見たいような道だったが、今は安乗崎のほうから眺めるしかない。
半島の南側は、すべて断崖が連なっていて、その東の突端が菅崎という岬になり、そこには大小の岩島も点在している。
ここにはどうして人が住み着くこともなく、現在まできているのだろうかと、ふと思う。
地形の複雑さと人が住むところとそうでないところ、これも不思議なことだが、水の便が悪いとか、風が強いとか、考えられるデメリットのいくつかは人が定住する障害にはなるものの、それだけでも割り切れないものがあるような気もしてくるのである。
後で西側の渡鹿野島から撮った写真では、こんなふうに見える。
この水道を入れば波も静かな的矢湾と、その周囲のあちこちにある港が迎えてくれる。
安乗崎側には大倉島という島があり、そこへは波除け堤防が一直線に連なっている。菅崎と安乗崎の間は、1.2キロほどなので、的矢湾の出入り口はかなり広い。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度22分35.04秒 136度54分43.77秒
東海地方(2008/11/20 訪問)
タグ:三重県
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