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319 よこさ鼻ほか=七尾市中島町小牧(石川県)のと鉄道の車窓から(その2) [岬めぐり]

 のと鉄道が穴水から七尾市に入ると釜鼻、西岸駅の近くには松ヶ鼻という岬がある。どちらも電車からは少し距離があり、通り過ぎる車窓からは充分な確認ができない。
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 西岸で降りて歩けば、よこさ鼻、湾崎、榎木鼻、ヨノ木鼻、浮石鼻といくつもの岬があり、数だけは稼げるようだ。さらに能登島もその北部が見渡せるので、遠望の岬は数多い。
 だが、ここも道がないし、これといって特徴のない岬が続く。あまりおもしろそうではないし、今回はほかにどうしても行きたいところがあったので、ここは車窓からすぐ近くに見えるよこさ鼻に代表させて、通過することにした。
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 よこさ鼻の上にはホテルがあるのでそれと確認できるが、その向うにある岬は車窓からではよくわからない。
 けれども、大口瀬戸に突き出した能登島の北端の多浦鼻や、その手間に折り重なるいくつかの岬が、七尾北湾に面して展開しているさまはよく見えた。
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 能登島も七尾市で、南側の能登島大橋と、西側の三ヶ口瀬戸に架かる中能登農道橋という二つの橋で、本土とつながっている。農道橋というわりには、遠目にもなかなか立派な橋で、これも公共事業のおかげ。
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 橋の手前に見える小島が青島で、その向うにあるのが浮石鼻ということになるのだろう。
 中島町の大きな出っ張りを山越えすると、電車は能登中島の駅がある七尾西湾にでる。ここは穴水と同じように川が流れ込んだ洲が広がっていて、色づいてきた田圃が続く。
 ここでも、電車は岬からも海岸からも遠いところを走っている。次に海が見えるところでは、向かいの西の端は、白崎という岬があり、その先にはちらりと和倉温泉の建物群が見えたりする。
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 和倉温泉のある七尾は、JRも東日本ではなく西日本の領分で、京都大阪方面とを結ぶ特急が、一駅だけのと鉄道に乗り入れて、ここまで温泉客を運んできてまた運んで帰る。どちらかというと関東よりも関西人に利用されている温泉なのかも知れない。
 だが、全国的に有名な和倉温泉である。なぜ有名かというと、ここにはなんだかのランキングでいつも日本一になるという高級旅館があるからである。ツアーのパンフレット流に言えば、「あの憧れの名旅館○○屋に泊まる!」という、あれだ。
 そこへは、行ったことはないがテレビや雑誌などで、女性の従業員が一列にズラーと居並んで45度に頭を下げ、客を迎えるところを見たことがある人は多いはずだ。でんでんむしもそのひとりだが、どうもあの前を歩いていくのは、とても気持ちがよいとは思えない。
 逆に、はなはだ居心地の悪さを感じてしまうのは、こちらがビンボー性だからだろうか。
 それはともかくとして、とりあえずのと鉄道で七尾まで行き、そこに荷物を置いて、またバスで和倉まで引き返すことにする。

▼国土地理院 「地理院地図」
37度8分39.20秒 136度52分31.98秒ほか
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dendenmushi.gif北越地方(2008/09/06 訪問)

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タグ:石川県
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