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317 イナヘズミ鼻・新崎鼻=穴水町字緑ケ丘・字新崎(石川県)ここもフィヨルド溺れ谷か? [岬めぐり]

  溺れ谷(drowned valley)陸上の谷が,陸地の沈降や海水面の上昇により沈水してできた湾。リアス式海岸の湾入部やフィヨルドなど。(大辞林)

 能登の七尾湾・能登島周辺は、この“溺れ谷”ではないのだろうか。三陸のリアス式海岸やフィヨルドのように、海面から急に立つ山や崖が高いという訳ではないものの、穴水の周辺の岬を眺めていると、そんな気がしてくる。
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 とはいうものの、シロウトの哀しさで地形変動のパターンや歴史に詳しいというのでもないので、空想の域を出ない。
 この辺りでは陸地も高い山がまったくなく、穴水港の南のイナヘズミ鼻・新崎鼻のある出っ張りなどは、せいぜい30〜40メートルほどの標高しかない。そのくせ、凸凹だけは一人前にあって、平地の少ない複雑な海岸線は、水面から上がすぐに森になっている。
 それはちょうど、箱根の芦ノ湖の岬と同じような景色をつくっている。芦ノ湖の場合も、堰き止められた窪地に水が溜まったようなものだから、決してそのつもりではなかったところが、不本意ながら水の下になってしまったという感じであるが、ここにもそれと同じような雰囲気がある。
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 岸辺には、人家もなく、道もほとんどない。いちおう護岸があるようだが、岬のところはそれもない。ヨットやボートが並べておいてあるところがあるが、これはどうやらB&Gの施設があるらしい。B&Gといえば一時期流行った「もみじまんじゅう!」の漫才か…? あれはB&B。
 世の中には、われわれの知らない世界が至るところにあるもので、このB&Gというのもあの有名な競艇の元締め(イメージチェンジの必要に迫られたとき、右翼的思想の女流作家をトップに据えて急場を凌いだ)のつくった財団なのだ。これが岬めぐりをしていると、わりとよく遭遇する。全国あちこちに、結構な数あるようなのだ。
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 四方を海に囲まれた日本は、もっと海を知り、海とともに生きる方策を考えなければならないと、でんでんむしは真剣に考えていた。B&Gの背景や活動の実態は知らず、その精神の基本的な部分には賛同する部分があることは事実なのだが…。願わくば、青少年や高齢者のレクリエーションといった、ありきたりな発想を超えて、役に立つことがあればいいのに…。

▼国土地理院 「地理院地図」
37度12分50.68秒 136度55分22.08秒 37度12分21.89秒 136度55分46.18秒
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dendenmushi.gif北越地方(2008/09/05 訪問)

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タグ:石川県
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