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231 がら崎=松阪市松名瀬町(三重県)川がつくりだした岬を空から見る [岬めぐり]

 距離の長い航空路は、高度も高い。羽田から沖縄や北海道へ飛ぶ飛行機は、水平飛行ではかなり高いところを飛んでいるので、地上の模様は眺めることができない。けれども、この神戸空港から羽田へ飛ぶ便などは、そんなに高く舞い上がらないので、お天気さえよくて雲が少なければ、地図のように日本列島の姿が眺められる。
 伊良湖岬、神島、鳥羽と、ここ何度か使ってきた機上からの写真は、同じ便からのもので、この松阪のがら崎も、ついでにこれで間に合わせておくことにした。
garasaki01.gif
 それというのも、ここへ行くバスが見当たらず、どうしたものだろうと思案していたからだ。もちろん、行ってみてその気になれば、どんな手段もあったのだろうが、この日は思いの外時間がかかって、見知らぬ勝手のわからぬ町に降りて、うろうろするには時間切れとなってしまった。
 松阪の町は駅前に、松阪牛でも食べられないかとちょっと降りたことがあるくらいで、ほとんど知らない。がら崎は、その駅からも7キロくらい離れている。
 櫛田川が逆光の光に輝いていたが、このほかにも金剛川、愛宕川、雲出川など、幾筋もの川が流れている。松坂はその扇状地に開けた町で、その北の端にカニのハサミのように突き出しているのが松阪港。その左手中央付近にあるがら崎は、まさしく川がつくりだした岬である。このあたりは、まだその自然の地形を残しているように、地図では見えているが、この写真で見ると松名瀬の海には、なにやら栽培漁業の施設らしきものも並んでいる。
 これはぎりぎりで二見浦も写っていなかったので、前回は採用していなかったが、ものはついでなので、伊勢の五十鈴川のもあるので、ここで並べておこう。
ISUZUGAWAfutami.gif
 東京湾もそうだが伊勢湾も、そして大阪湾にも、湾内には岬はないのである。これはなんとなく納得できるようでもあり、なんとなく?でもあるが、まだはっきりとこうだという推測ができない。
 東京湾では東からいうと富津岬から横須賀の走水まで岬がなく、伊勢湾では同じく、知多半島の先端からここ、がら崎まで、ほかに岬はないのである。東海地方(2008/03/18空から訪問)

▼国土地理院 「地理院地図」
34度36分29.22秒 136度34分29.13秒
231がらさき-31.jpg
dendenmushi.gif東海地方(2007/12/18 訪問)

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コメント 2

knaito57

いいな、いいなあ。海の次は空からの岬めぐりですか。拙者は久しく船にも飛行機にも、それどころか電車にさえ乗る機会がない。もっぱら歩くばかりです。
湾内に岬がないといふのも発見ですね。この事実に気づいている人はいないんじゃないですか。おぼろなイメージではあるけれど、たしかに岬はない。けれども湾といふのは入江だから、それを包み込む両端は岬じゃないんですか。以上、素人考えながら──。
by knaito57 (2008-03-13 12:34) 

dendenmushi

@空からというのは、ちょっと補完的に利用しているだけなんんですけどね。拙者がヒコーキに乗る理由、湾と岬のことも、神戸で補完させていただきますね。
by dendenmushi (2008-03-15 08:11) 

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