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225 大崎・ブド崎=鳥羽市答志町・桃取町(三重県)縄文時代からの歴史を載せて浮かぶ答志島の西側 [岬めぐり]

 鳥羽港の入口東北東方向に細長く横たわっている答志島は、周囲約26キロの島で、3000人ほどが暮らしている。平地がほとんどないので、主な集落は西から桃取・答志・和具の三つしかなく、それぞれ鳥羽からの市営の連絡船で結ばれている。本土からは目と鼻の先なのに、離島独特の風習や古い歴史を示す遺跡も少なくないらしい。

 大崎とブド崎という二つの岬が、鳥羽寄りの島の南側に現われる。この山の向こう側が、桃取になる。山の上になんとかスカイラインという道があるきりで、このあたりには人家も道もなく、ただ岩に波が寄せる岸辺が、延々と続いている。ブイがたくさん浮いて、その間を小舟が行き来する。


 この大崎とブド崎とても、別にどーってことのない単なる出っ張りである。まあ、岬などというものは、だいたいにおいてそうだが、この島の八幡鼻のように八幡神社があるわけでもなし、笠脱鼻のように九鬼の首塚や胴塚があるわけでもない。
 しかも、東の大崎と西のブド崎の中間には、これまた立派な姿の出っ張りがあるのだが、なぜかそこには名前がついていない。では、大崎とブド崎は、なんで…?

 この島では、そのほとんどが漁業関係者とそれに付随するサービス業にたずさわる人であるというが、島で暮らすということは、通りすがりの人間にはわからないことであろう。
 確かに、伊勢神宮には近いとはいえるが、この決して便利とは言えそうにない島に、縄文時代からの人の暮らしが、連綿と続いてきたということが、なにやらスゴイことのように思えてくる。

追記:この項を書いた時点では、上記の通りだったが、その後の地理院地図には、大崎とブド崎の中間の出っ張りには、「山桃崎」という記名表示がつくようになっている。

▼国土地理院 「地理院地図」
34度30分35.63秒 136度52分30.44秒 34度30分24.94秒 136度51分10.56秒
225おおさきぶどさき-25.jpg
dendenmushi.gif東海地方(2007/12/18 訪問)

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タグ:三重県
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