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161 鵜ノ崎=男鹿市船川港女川(秋田県)島が岬かはたまた岬が島か [岬めぐり]

 南北に細長い男鹿の中心街を、バスはあっという間に通り抜けてしまう。石油備蓄基地のタンクを左手に見ながら道がカーブすると、もうここからが男鹿半島南部の海岸線を走る。さすがに、ここまでくると国道ではないので、県道だろう。ここを走る秋田中央交通のバスが、この先男鹿半島ではただひとつの公共交通機関である。

 やがて行く手に平べったい岬と灯台が見えてきた。ここが鵜ノ崎だろう。灯台が徐々に大きく正面に見えるようになると、女川という少し大きな町と港がある。注意していなかったので、これをどう読むのかはわからない。「めかわ」と自然に読みたいところだが、果たしてどうだろう。女川にあるのに、ゼンリンの地図では灯台の名前は隣の町の名で船川灯台というらしい。

 岬を取り巻く海岸は、大小さまざまの岩が海一面に顔を出している。宮崎へ行った時の日南海岸を、ふと思うが、それとはまた違う岩の露出のしかたである。こういう景色が、およそ2キロ以上も続くとは、まったく思っても見なかった。意外な風景だった。

 だが、それもMapionの地図に頼り過ぎているからなのだ。国土地理院の地図で見ると、岩礁地帯が続いていることは、ちゃんと示してあるのだった。やっぱり、面倒でも次回からは国土地理院の5万分の1を揃えてくるべきなのか。

 この岬はゆるやかな曲線を描きながら広がっており、立派に整った公園になっている。おお、「日本の渚百選 鵜の崎海岸」というありがたい看板まであるではないか。どうやら観光名所でもあるらしい。

 しかも、よくよく見ると、地図では「鵜ノ崎」という表示は、そのゆっくりと丸くカーブする海岸自体についているわけではなく、海の中にある小島…というよりほとんど岩についている。
 ということは、これが鵜ノ崎なのか? 

 名前からして、海鵜がいてもおかしくないし、確かに「鵜の崎海岸」というのは海岸の名前であり、「鵜ノ崎」は必ずしも「岬」そのものではないらしい。なるほど〜。そうなんだ。
 バスの車窓、前方右手に次の岬が見えてきた。これは金崎なのだが、ここにもいくつかの島が重なっているので…。


▼国土地理院 「地理院地図」
39度51分31.24秒 139度49分9.27秒
161うのさき-61.jpg
dendenmushi.gif東北地方(2007/09/05 訪問)

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タグ:秋田県 灯台
きた!みた!印(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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きた!みた!印 3

コメント 2

とも〜る

いいですね、ここ!!
ここと入道崎あたりをセットでいつか訪れたいなぁと思っていますが、遠いのでなかなか……^^
赤白の船川灯台も♪

さて当方、新コンテンツを作りまして、その名も
「岬の宿」として、岬の灯台に近い宿をネットで探してまとめました。
でんでんむしさんは特に灯台に執着されてはいないと思いますが、岬にある宿と、そこへの電車・バス・徒歩でのアクセスなども調べて詳しめに記載しましたので、少しでもお役に立てれば幸いです^^
by とも〜る (2007-09-29 01:03) 

dendenmushi

@とも〜るさん! おひさしぶりです。なるほど「岬の宿」ですか。
 わたしが行った岬も数あるけれど、実際に泊まった宿となると、このとも〜るさんのリストにあるうち、7軒だけでしたね。う〜んまだまだ。
 ちなみに、その7軒とは、宗谷岬・最北の宿、恵山岬・ホテル恵風、竜飛岬・竜飛、大王崎・竜王閣、宇品・広島プリンスホテル、佐田岬・金沢旅館、都井岬・観光ホテル、でした。
 リストにはありませんでしたが、この後も男鹿半島の岬めぐりが続きます。そのなかで「岬の宿」登場予定です。しかし、灯台はなかったなあ、あそこは。
 男鹿半島は思いの外、灯台は少ないのかなあ。そういえば。赤白船川灯台と白黒入道崎、くらいですか。戸賀湾にもなかったし…。

 しかし、とも〜るさんのページのリンク集を拝見すると、「岬めぐり」の人、ずいぶん新しく始めた人も増えていますね。
 ついでに、わたしのタイトル「でんでんむしの岬めぐり」に変更しておいてください。あれは、最初のタイトルなので…。
by dendenmushi (2007-09-29 07:12) 

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