So-net無料ブログ作成

145 サンタロナカセ岬=函館市日浦町(北海道)「大潤」と「大間」はサンズイがあるかないか… [岬めぐり]

 連日の猛暑日で、なるべく出かけず、部屋に篭って音を消したテレビをつけているというまったくの朝青龍状態で、ここ数日を過ごしていた。暑さがちょっと和らいだ先週の土曜日には、FMラジオから“あしたという字は明るい日と書くのね〜・わかいという字は苦しい字に似てるわ〜”という、まことに懐かしい歌が聞こえてくる。NHK-FM恒例の「今日は一日○○三昧」で、フォークをやっていたのだ。
 午前中の司会に参加していた山本コータロー教授が、“『走れコータロー』と『岬めぐり』の2本だけで35年やってきました”みたいな挨拶をしていたが、実際、『岬めぐり』という題名のウィークエンドの歌があるということは、かなり知られているらしい。よく、“そういう歌がありましたよね”、といわれる。
 そこで彼が言っていたが、作詞の山上路夫はこの歌は三浦半島を意識してつくった、という。“岬〜めぐりの〜バスが走る〜”というのは、赤と青の線が入った京急バスなのだ。そうだろう。それなら、よくわかる。勝手に、あれは室戸岬だとか、伊良湖岬だとか想像している人は多いはずだが、「岬めぐり」というからには複数の岬が連なっていなければならず、しかもそれを結んでバスが走らなければならない。三浦半島は、まさにぴったりなのだ。
 もっとも、この歌の歌詞自体は失意の男の歌であり、岬めぐりについて特別の情感を歌ったものではない。岬を歌った歌も数多いはずだが、むしろ同じく三浦半島は横須賀出身の渡辺真知子が歌う、“岬は海と陸の最果て〜”(『たかが恋』)といった歌のほうが、まだ岬めぐりの精神をとらえている。
 歌のついでに言えば、おやじの海がどうしたの兄弟船がどうしたと、漁業の歌はたくさんあるのに、どうも農業の歌はまったくないね。あれはどういうんだろうね。やっぱ、海の上、船の上のほうがドラマチックなのかねぇ。
 岬の名前の由来にもさまざまあろうが、特別の場合を除き情報がほとんどないので、もうこれには深く突っ込まないでおくことにしている。この“サンタロナカセ岬”というのも、思いっきり突っ込みたくなるところだが、素通りするしかない。ここは、どうも道路を行くだけでは、その岬そのものは見えていないのではないか。

 同じ名を持つ少し長いトンネルが貫いていて、トンネルの反対側から見れば「この奥に岬ありマス」という感じはするのだが…。
 ここは、もう恵山である。実は、まだ函館駅前から今夜の宿である「ホテル恵風」に向かう途中なのであり、その無料送迎バスに乗ったままである。毎回貼付けている地図ではよくわからないので、Mapionの地図を画像にしてみた。

 改めて、位置関係を見ると、サンタロナカセ岬はちょうど、国道278号線を示す青いマークのところである。バスは、この先この道を北に回り込んで、さらに東端を目指す。
 最近では、テレビ局が申し合わせたようにいろいろな番組で取りあげるので、大間のマグロ漁師は大変有名になって、町も繁栄しているらしい。その大間とは目と鼻の先の対岸にあって、同じ海峡の魚場を共有しているはずなのに、北海道側には、昔はともかく、いまではもうマグロの「マ」の字もないようにみえる。それは、素人考えでは、大きな港を持たないことの違いなのだろうが、それだけだろうか。
 いつだったか、テレビのドラマで大間のマグロ漁師が友人の漁師仲間を訪ねて、このへんまでやってくる、という場面もあった。そういうことも、あっただろう。おそらく、何の関係もないのだろうが、ここの地名が「大潤」で対岸が「大間」…。
 海は、人々を隔てもするし、結びつけもする。

▼国土地理院 「地理院地図」
41度44分22.79秒 141度4分8.33秒
145さんたろなかせみさき-45.jpg
dendenmushi.gif北海道地方(2007/06/24 訪問)

@このブログは、ヘッダー、サイドバーをも含めた、全画面表示でみることを大前提としています。

にほんブログ村 その他趣味ブログ
その他珍しい趣味へ 人気ブログランキングへ

タグ:北海道
きた!みた!印(1)  コメント(4)  トラックバック(5) 
共通テーマ:地域

きた!みた!印 1

コメント 4

knaito57

前略 じつは「岬めぐり」(74年)も「おやじの海」(79年)も知らなかった。考えてみれば子育てと仕事に追われたころで、この時期は映画も空白なんです。1年ほど前、初めて聴いたけれど前者はピンとこず、後者は歌い手もふくめていいなと思いました。まあ、歌の鑑賞には世代的フィーリングが大きく関わりますからね。それにつけても「岬めぐり」のヒットは題名に負うところ大でしょう。阿久悠は才人でしたが、歌謡曲の歌詞は「酒・涙・星・別れ……」といった決め言葉の羅列で聞き手の情感に頼る安手のものが多いだけに、新鮮だったのかも。
たしかに海や漁業は多く歌われても、農業・林業が歌われることは少ない(黒い汗が光る……という炭坑夫の歌はありましたけど)。海・山・川・湖が歌われるのにくらべて“土手”の歌が少ないと嘆く私としてはまことに同感。
最後になりましたが、なぜか「坊主めくり」という遊びを連想しました。敬具
by knaito57 (2007-08-21 17:46) 

dendenmushi

@拝復 そう、阿久悠ねえ。一時代をつくりましたねえ。ほんとにああいう才能ってどうしてなんですかねえ。マネしようにもできない…。一年前の津軽海峡夏景色を思い出しますね。
 テレビの追悼番組で、彼が「おもちゃ箱をひっくり返した」という意味のことを言っていましたが、それはよくわかる。そこまでは同じようなことを考えていたので…。
 林業の歌、ひとつだけありますよ。『与作』…。 
 
by dendenmushi (2007-08-22 06:52) 

株式会社アンデュマリ

突然の書き込みを失礼いたします。
私は「コスメティックカンパニー・アンデュマリ スタッフブログ」運営スタッフでございます。

当ブログは、京都のアンデュマリ社で働くスタッフが様々な角度から化粧品やエステティックに対する思いを込め、カタログやパンフレットだけではご説明しきれない事柄最新のキャンペーン情報をお届けしております。

▼コスメティックカンパニー・アンデュマリ スタッフブログ
http://undeuxmaristaff.seesaa.net/

▼株式会社アンデュマリ
http://www.undeuxmari.com/

このたび、当ブログ10月21日付けの函館周辺のドライブコースに関する記事にて、dendenmushi様のこちらの記事をリンク・トラックバックさせていただきました。

▼=函館ガゴメ昆布物語(連載中)=現在戸井町から恵山へ移動中
http://undeuxmaristaff.seesaa.net/article/61734278.html

今回のリンクおよびトラックバックにつきまして、不都合などがございましたら、お手数ですが、当事務局までご連絡いただけますと幸いに存じます。

お忙しいところ恐れ入りますが、まずはご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
by 株式会社アンデュマリ (2007-10-21 16:50) 

dendenmushi

@アンデュマリさんの運営スタッフブログに、トラバっていただきました。
なるほど。
こちらを拝見すると、サンタロの由来にも、ちゃんと触れてありました。ありがとうございました。
by dendenmushi (2007-10-22 09:09) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 5

トラックバックの受付は締め切りました