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134 日蓮崎=伊東市富戸(静岡県)伊豆高原べっそうなんてめっそうもない… [岬めぐり]

 地図では城ヶ崎海岸の南に日蓮崎という表示があり、蓮着寺というお寺とバス停も示してある。これから推測すると、ここもまた日蓮が辿り着いたいわくの地なのだろう。地震でたいへんな柏崎の番神岬(112色がわかりにくいけどこれリンクボタンです)もそうだったが、こういう場所は、全国に数多いようだ。
 また、このあたりには「笹海岬」という地名表示らしいものもあるのだが、どうも詳細は不明である。というのも、城ヶ崎から歩いて海洋公園まで来たものの、そこからのバスがもう伊豆高原へ出る最終便まで時間が残されていなかった。こういうバスの時刻まで、ネットでは調べられなかったので、行き当たりばったりになってしまった。これをはずすと帰れなくなる。
 しかたがないので、日蓮崎は遠望写真のみで糊塗することにせざるを得ない。

 最終バスは、薄暗くなった別荘地を抜けていく。そうだ、忘れたふりをしていたが、別荘地としての伊豆も特徴のひとつだろう。なかでも伊豆高原と城ヶ崎海岸は、日本の代表的な別荘地といってよい。
 最近、オリコンかなにかのいいかげん(そうな)調査で、日本の別荘地どこに住みたいかみたいなランキングがあった。こういうランキングを信用してはいけないが、1位沖縄・2位北海道・3位が長野で、なぜか4位京都、そして5位が静岡、となっていた。
 でんでんむしが、まだ東京までのろのろ這い上がってくるずっと前から、芸術家や作家や俳優などが、伊豆の別荘でなにやらインタビュー何ぞに応じている、といった場面をかいま知ることがあった。へえ東京のヤツは伊豆に別荘をもつのか、と漠然と思っていたりしたものだ。
 それもこれも、伊豆急が開通して、その鉄道の沿線開発に力を入れ乗客を増やすという、小林一三のひそみに倣っているに過ぎないのだろうが、それもそう古いことではない。
 伊豆急が営業を始めたのは、1960年代になってすぐの頃である。伊豆高原は開通当初から伊豆急の別荘地として売り出され、60年安保の争乱が終わり挫折が始まったときに、伊豆では大規模な別荘地が開発されたのも、なにやら象徴的でこじつけをしたくなる。
 今では伊豆高原は駅もなんとかプラザという立派な建物になり、周辺には別荘を改築した「美術館」や「博物館」などが、目白押しである。
 城ケ崎海岸駅の開設は、鉄道開通から10年くらい経ってからのことで、第二次伊豆別荘ブームを呼んだ。

 伊豆高原駅前に回り込むバスの窓からみると、駅前の不動産屋の物件案内のウインドウに貼り付くようにして、熱心に見ている夫婦の姿があった。年格好からすると60年ではなく70年安保世代というところか…。

▼国土地理院 「地理院地図」
34度52分47.62秒 139度7分53.80秒
134にちれんさき-34.jpg
dendenmushi.gif東海地方(2007/6/9 訪問)

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タグ:静岡県
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