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057 安房崎=三浦市三崎町城ケ島(神奈川県)つながらぬ線路めぐりこぬ日々 [岬めぐり]

 安房崎という名前は、房総半島がここから見えるところからついたのだろうか。安房の国を望む岬は、ほかにもたくさんあるはずだが、確かにここからだと、三浦半島よりもさらに南に延びる房総の山々が、南西端の洲崎まできれいに見える。

 前日に再訪した剱崎の白い灯台も、木々の間にくっきりとその姿を現わす。そう、同じ小さな島だから、城ヶ島灯台に行った日に、当然その足で安房崎へも行くつもりだった。それなのに、余計な道草を食ってしまったので、改めて翌日にここを訪れた。

 いまだに車は有料の橋でつながっている城ヶ島は、西の半分には漁港や町もホテルもあるが、東側半分は全部公園で、駐車場や展望台以外にはなにもない。再訪した日は風の強い日で、飛ばされそうになる。

 京浜急行という電車は、これでもなかなかがんばっている。ひとつがんばりきれなかったのは、昔からあった三浦半島を周回する路線の計画を、ついに実現することができなかったことであろうか。会社の思惑はともかく、周辺住民の期待もそれなりは大きかったはずだが、油壷までもあきらめて、三浦海岸から三崎口という中途半端な延伸がはかられた時点で、もう半島一周路線をつなぐことはできなくなったことは、明らかだった。
 「三崎口」とはいえ、ここから三崎まではまたバスで20分以上も行かなければならない、およそ駅を造るにはまことに不適当な変な場所に終点がある。考えてみれば、小さな半島では新線の採算計画がどうしても立たなかった、ということなのだろうか。
 三崎から逗子へ、西海岸を通る線路がぐるりとできていれば、三浦半島は変わっていたかもしれない。だが、それがどんな変わり方になったのか、誰にも言えないだろう。ひょっとしたら、大根畑が全部消えていたかもしれないのだが、その確率がかなり高いことは、三崎口の線路の南側では駅のすぐそばまで迫ってきた住宅をみれば、容易に想像できる。最初にきたときには、ここも全部森と田圃だった。電車の窓から見える、あのあぜ道をてくてく歩いた日は、はるかに遠く、ぐるりとめぐってくることもない。

▼国土地理院 「地理院地図」
35度7分45.57秒 139度37分46.68秒
57あわざき-57.jpg
dendenmushi.gif関東地方(2006/12/02 再訪)

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タグ:神奈川県
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