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048 金ヶ崎・万葉の岬=相生市相生(兵庫県)新幹線の相生駅から「万葉の岬」行きのバスで… [岬めぐり]

 新幹線などでよく何度も通り過ぎているのに、そこには一度も降りたことがない、そういう場所もたくさんあるが、でんでんむしの場合はここらもそうだった。岬めぐりの効用は、こうした場所にも足を停める口実となることだ。石川島播磨の大きな造船所があるこの町は、二つの大きな岬に挟まれるようにしてある相生湾と、その奥に深い港が細長く続く。西の釜崎と向かい合う東の金ヶ崎。両者がそれぞれに隣の赤穂市・たつの市との境界になっているので、相生の海は蔓島という小島が浮かぶこの岬の間のみである。右手に見える釜崎のほうは道もないようなので、東の岬へ向かう。

 地図では「金ヶ崎」が岬の先端の名前だが、日に数本のバスの行き先は「万葉の岬」で、その終点にある一軒宿のホテルの名前もそういう。どうやら、ここで詠んだ歌が万葉集にあるということで、これを観光用に利用したというのが真相のようだ。Googleマップではそうなっているが、Mapionの地図ではこの辺りまでは修正が追いつかないらしく、とっくになくなっている魚市場も記載されたままだし、ホテルも昔の名前ででている。漁港と称しているバス停の周辺も、すっかり埋め立てられて、漁協の建物だけがその名残を留めている。
 この名ばかりの漁港から先へ行くバスがないので呼んだタクシーの女性運転手さんの話だと、昔は相生荘という国民宿舎が万葉岬というホテルになったのだそうだ。ホテルはかなり高い岬の上にあり、播磨灘の風景が満喫できる。椿をたくさん植えた園地も整備されていて、そこに万葉の歌碑がある。詠み人知らずの古い歌一つも結構な利用価値があるものだ。歌碑のところから見る景色のなかに、地ノ唐荷島・中ノ唐荷島・沖ノ唐荷島という小島が並び、その向こうに削り取られた島が見える。土砂の採取場になっている家島諸島の一つなのだろうか。

 東側には、また岬が見えるが、これはたつの市の藻振鼻(これまた“万葉臭”がただよう名前だ)で、その向こうには播磨の工業地帯がつながる。タクシーの運転手さんお薦めのコースはここから揖保川の河口辺りまでの海岸線だという。
 ほんとうの岬名である金ヶ崎へは、波打ち際の道を行かなければならないようで、ホテルでコーヒーをいただきながら、上からの眺めを楽しむにとどめた。

 帰りのバスは漁港までで、ここからターンテーブルで向きを変えたバスがUターンして、スクールバス状態でこどもたちを乗せて戻って行く。駅へ行くバスには間があるので、歩いてボート公園まで戻る。相生はペーロン舟のレースが呼び物なのだ。そういえば戸田のボート場を何倍にもしたようなこの真っすぐな入江はちょうどいいが、なんでも長崎の人が造船所にいてそれが始まりだというから、ものごとのオリジンもおもしろい。

▼国土地理院 「地理院地図」
34度45分21.60秒 134度28分27.36秒
48かねがさきまんよう-48.jpg
dendenmushi.gif近畿地方(2006/11/16 訪問)

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タグ:兵庫県
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