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045 龍飛崎=東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜(青森県)作詞家の詞では“ごらんあれが竜飛岬北のはずれと〜”という [岬めぐり]

 義経伝説があるといっても、確かな史実というわけではない。三厩まで線路はきているが、別にそれが本州最北端というわけではない。大畑間での電車はなくなっても、依然としてむつの大湊駅のほうが最北である。もちろん本州最北端は下北の大間崎であって、ここではない。

 それなのに、竜飛という名前がこれほどまでに日本人の記憶に焼き付いているのは、“ごらんあれが竜飛岬北のはずれと〜”という歌のお陰だろう。阿久悠という天才的な作詞家の詞では、「竜飛岬」とはっきりいっているので、実際にそういう地名なのだと思っている人も多いが、そういう名前の岬ではない。地図上の名前は灯台も岬も温泉ホテルもすべて「龍飛崎」なのだ。それに、この岬がある外ヶ浜町の名前などは、おそらく誰も知るところではないだろう。

 だが、そんなことはどうでもよい。日本の代表的な岬の一つとして、多くの人がこの場所を認識するようになったのは『津軽海峡冬景色』と海底トンネルのためだと思うでんでんむしは、龍飛崎再訪の前の日は青森に泊まっていたので、早朝アクユウに敬意を表して、八甲田丸が係留されているそばに立つ歌碑を訪ねてきた。
 前にきたときには、やはり本数の少ない路線バスに乗ってとことことやってきて、階段の国道を登って岬の上のホテルに泊まったが、どうもそのホテルも名前が変わったかどうかしてよくわからない。そのときはまだトンネル工事の最中だったので、あたりの風景もずいぶん変わっている。天気がこんなによくない日で、一軒だけの休憩所を一歩出ると強風が吹きつけた、再訪の今回は快晴だった。やはりとも〜るさんのコメントのように岬めぐりは快晴のほうがよい。岬の上も記念碑やら橋やらなにやら、いろんなものが増えていた。

 確か記憶では前の時の季節は5月で今回は8月なのだが、いちばん増えていたのは花、なかでもあじさいの花だった。これからは龍飛崎はあじさいの花の岬として記憶されることになろう。
東北地方(2006/08/09再訪)

 追記:当初「竜飛」と書いていたのは、やはり天才作詞家の影響だったのだろう。とも〜るさんのコメントをみて、改めてその雪に埋もれた岬の項目を見てみると「龍飛崎」となっている。しまった。わたしとしたことが…。地図では「竜」ではなく「龍」なので、やはりここは改める必要があると、修正しました。
 しかし、天才作詞家はやはり「竜」なのですね。念のため青森港の歌碑も追加しました。

▼国土地理院 「地理院地図」
41度15分39.02秒 140度20分35.00秒
45たっぴざき-45.jpg
dendenmushi.gif東北地方(2006/08/09 訪問)

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タグ:青森県
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コメント 2

とも〜る

なるほど、こういう形状になってたんですね〜。
私の「旅の軌跡」の竜飛崎を見てもらうと一目瞭然ですが、2月の真冬に訪問したもので、とてつもない猛吹雪でした。
なので地面がどうなっているのかが全然分かりませんでした。
階段国道の階段も、手すりが見えないくらいまで雪が積もっていて、階段がどっちへ続いているのかすら分からないまま勘で突き進むと言うサバイバルでした。(笑)
まぁ雨よりは絵になるのでいいかも知れませんが、私はとことん雨男(雪男)のようです(苦笑)
これでも週間天気予報などを予めチェックして出かけているんですけどねぇ……。。
by とも〜る (2006-12-01 18:19) 

dendenmushi

@とも〜るさん、ど〜も。まあ、お天気ばかりは々しょうもないですからね。わたしも、晴れているほうがいいけれど、それでも雨も雪もそれはそれで受け入れようという心境です。
しかし、それにしてもすごいときに行きましたね。
おかげさまで、龍飛の項、追記修正させていただきました。
by dendenmushi (2006-12-03 10:01) 

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