042 犬吠埼=銚子市犬吠埼(千葉県)地図でもパッと目立つ岬の一つである岬は何度か行っている [岬めぐり]
昨日はとある出版社の会議に参加していたら、驚いたことにそこでの雑談で、銚子電鉄とぬれ煎餅の話が飛び出してきた。これって、シンクロニシティ?
そこで、今日の予定を変更してついでだから犬吠埼。ここは何度目かの訪問だが、相変わらず灯台の前には土産物屋が並び、拡声器で変な歌(演歌はキライではないがこういう聴きかたはしたくない)をがんがん鳴らし、イカ焼きかなにかのにおいが辺りに漂っているという、旧来型の観光地の一典型のままだ。昔とちっとも変わっていない。客引きや呼び込みが少なくなったくらいかな。
銚子の犬吠埼は、地図でもパッと目立つ岬の一つである。利根川の流れに沿って、大きく突き出した嘴のような地形の先端がそうで、なんでも“日本一早い初日の出”がキャッチフレーズで、毎年かなりの人が押しかけるのだという。ロカ岬との友好提携を標榜する大きな碑が建っているが、これはどんなもんじゃロカ。地球が丸い展望台も二度ほどきているので、今回はパス。
飯岡からかなり歩いてちょっとくだびれたので、丘の上のホテルで温泉に入り、汗を流し足を癒す。君ケ浜と灯台を眺めながら露天のジャグジーに身を委ね、ゆっくりと浸かっていると、いい気持ちになってきた。源泉もここの駐車場にあって、大きなタンクを積んだトラックがお湯を汲みにきている。日帰り入浴というのも、ひさしぶりに体験したが、バスタオルまで貸してくれて休日料金で1500円でした。でも、なかなかよかったです。
足取りも軽く、銚子電鉄の犬吠駅に戻り、観音や本銚子で降りながら、サンマかイワシの料理でもいただきたいな、と電車を待つが…。なんと事故かなにかで運行を2時間ぐらい停止しているという。おやおや。
さっき外川の駅にいた人が、ここでてんやわんやで振替輸送の手配をしている。少ない要員でやりくりしている様子がみえる。呼んでくれたタクシーに他の客と相乗りで、銚子駅へ直行。やれやれ。「振替輸送でタクシーに乗ったのは初めて」というと、運転手さんがいう。「いや、ここはしょっちゅうですよ」
ぬれ煎餅をいくら売っても、これじゃなかなか大変ですわ。こっちもぬれ煎餅はともかく、でんでん酒(でんでんむしだから)もサンマもイワシもと思っていたのが、結局どれも×。
そもそも、こんなところにどうして電車が走っているかということについては、醤油屋と関係でもあるのかと思っていたが、どうやらそれとは関係なく、大正の開通当初から遊覧目的で引かれたものらしい。これはちょっと意外。
茨城の鹿島鉄道がやはり経営難で、廃線の危機をむかえているというニュースが、数日前あったばかりだが、こうしたローカル線がなくなるのは淋しい。国鉄時代の赤字政治路線も困るが、合理化が進んでどんどん地方の線路が減っている。でんでんむしのように、電車とバスで全国岬めぐりをしていると、電車が走っているというのはものすごい安心感と信頼感を感じるのだ。なんとか、がんばってほしいと思う。
▼国土地理院 「地理院地図」
35度42分28.73秒 140度52分9.19秒
関東地方(2006/11/25 再訪)
快晴ですね〜♪
私も典型的な観光地の雰囲気は好きじゃないので、犬吠は再訪することはないかなぁって思っていたのですが、当日は曇天の上に濃霧で真っ白!!写真も真っ白!!交通費をかけて遠くまで来た時に、一番泣かされるのが天候です。。。まず映える写真が撮れないですからね。
なので犬吠は再訪の候補に入っています☆
by とも〜る (2006-11-29 20:45)