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041 長崎鼻=銚子市長崎町(千葉県)ぬれせんべいの銚子電鉄の終点外川駅から歩いて長崎町の長崎鼻 [岬めぐり]

 昨日の続きである。knaito57さんから刑部岬につけていただいたコメントにある銚子電鉄のことは、とも〜るさんのサイトでも掲示板で紹介されていた。それだけでなく、ここ数日のニュースでは、踏み切りや線路や枕木などの保安面での問題について、国交省から注意されたとかいっていた。かと思うと、再放送だが旅番組でもおばさんがぬれ煎餅をかじっているところが放送されたりしていて、このところ銚子電鉄はもてもてネタだったのだ。
 別に、それを見たから出かけたというのではないが、この電車にもひさしぶりに乗ってみたかったし、これが今年最後の岬めぐりとなるだろうと、銚子にやってきた。
 まずは長崎鼻である。タクシーをつかまえるのに苦労したうえで、やっとキャベツ畑の広がる屏風ケ浦の上の台地を走り、見覚えのある真っすぐに延びるきれいな道路を通って、岩場の突端にやってきた。ここと同じ地名で有名なのは指宿にもある。それは観光地として有名なのだが、この前の鹿児島岬めぐりでは大物の岬があったので、日程上指宿は電車を乗り換えるために降りただけだった。そこがどんなところかは、観光写真でしか知らない。

 同じ名前の岬でも、ここ銚子の長崎鼻は、誰もやってこないような貧相な岬である。丸いごろた石の堆積が、わずかにちっぽけな岬を形成しているが、漂着ゴミは盛大に散乱しているし、円筒状の灯台のようなものと電柱が一本と、墓が一基と卒塔婆が数本立っているだけだ。
 しかし、こういう岬はへそ曲がりでんでんむしにとっては、なかなかそそられるものがあってすばらしい、岬の原形をみるような思いがある。昔はよくこういうところで磯遊びをしたものだというのと、岬ができる最初はこういう形から始まるのだろうかといった感想が、波のように打ち寄せてくる。
 誰もやってこないような…といったのは、失言であった。ここは貝取りの人も来るし、実は化石マニアにとっては有名ポイントであるらしい。サメの歯の化石などが、ここで拾えるというのだ。そういえば、ここらから犬吠にかけては、古代の地球の活動の痕跡が、いろいろに残されているところでもあった。
 灯台マニアにもここが有名かどうかしらないが、マニアならおそらくここのは「灯台」とは言わないのだろう。マニアではないでんでんむしが見ても、どうも灯台には見えない。わざわざこういう形をしているには、相応の理由があるはずだ。照射灯というのが正式な名称らしいが、それが灯台とどう違うのかは知らない。

 外川までの道は初めてなので、屏風ケ浦が遠く望める道を戻って、坂道をのぼり住宅街の間の道をさぐりさぐり駅に着くと、ちょうど電車が来たところだった。弧回手形という一日乗車券を買って、まず犬吠駅で降りて手形についているサービスの試食用ぬれ煎餅をもらおうかな。

▼国土地理院 「地理院地図」
35度41分35.03秒 140度51分54.17秒
41ながさきはな-41.jpg
dendenmushi.gif関東地方(2006/11/25 訪問)

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タグ:千葉県
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